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Eurovision 2016 出場者決定国を見よう! ~ウクライナ~

続けて記事を書きます!
もう書ける内にだけ書きます!


Jamala - 1944



ウクライナ代表 Jamala インタビュー


自己紹介動画



それではいつものように楽曲について解説


まずもってしてこの曲には
重苦しい雰囲気が漂っている


歌も、最初からずっと、悲壮感が漂い続けていて
いわゆるフェイク、あるいはスキャットというのだろうか
歌と歌の間で入れる、バンプで言う『お~いえ~あ~はん』の部分
今回の曲『1944』で言えば、何語で歌ってるかわからない部分の後や
ホイッスルボイス部分など
それらに至っては、Jamala の動きと相まって、幽霊を思わせるような動き
おどろおどろしい印象すらある

……と、ここまで書いたけど
これはあくまで背景や歌詞の内容を全く理解しないままで見た状態での感想
失礼なことを言っているのは百も承知

それでは、歌詞の内容を見ていきましょう


歌詞
見知らぬ男がやってくる
彼らはあなたの家に入り、あなたたちを皆殺しにする
そして、こういうのだ
「我々は悪くない、我々に罪はない」と

あなたたちの心はどこにあるの?
人々は嘆きます
あなたは自分が神だとでも思っているのでしょう
だけど、みんな死んでしまう
私の魂を飲み込まないで
私たちの魂を

ここからサビに入ります
サビの部分は、
特別、日本人で知ってる人はほとんどいないであろう言語で歌われます

サビの歌詞は、クリミア・タタール語で歌われているそうです
以下、英訳を和訳(もう英訳した人を信じるしかない

私は若い頃を楽しめませんでした
私はこの場所に住むことを許されなかったのです

の繰り返し
いつも迷うけど
正直、youthの適切な日本語ってない気がする
若い頃、青春時代、青年期、今回の歌詞の場合だと、どれも合ってないような気がする
自信がないだけだけど、まあ、とりあえずそれは置いとこう

2番歌詞
私たちは未来を築けたかもしれない
人々が自由に生き、自由に愛せる場所で
幸福な時間の中で

あなたの心はどこにあるの?
人々は立ち上がる
あなたは自分が神だとでも思っているのでしょう
だけど、みんな死んでしまう
私の魂を飲み込まないで
私たちの魂を

サビの繰り返し

最後の一文
私の故郷に、安らぎなんて存在しない


超絶直訳ですが


正直、意訳する必要性がない曲でもあります

歌詞解釈と解説
タイトルの『1944』
もしかしなくとも西暦1944年
第2次世界大戦中のことを指しています

同時に、1944年にウクライナで何があったのか
なぜ歌詞の中で『クリミア・タタール語』がわざわざ使われたのか


答えを見つけてきました↓
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35630395
BBCのニュース記事の中で
『1944』の歌詞は、曾祖母がかつて経験した
『クリミア・タタール人追放』を題材にしているとのことです

それが全てです


これまで解説してきた楽曲は
どれも、受け取り方によって千差万別に変化する内容でした
特別、オーストリア代表ZOË の Loin d'ici はそれが強いですね

ただ、今回の楽曲は歴史そのものであり
解釈の仕方以前に、過去に起こった事実を基にしているので
意訳解釈の仕様がありません



ただ、この曲
一つ問題がありまして

Eurovision Song Contest は
ヨーロッパ中(+α)から出場国が集まるというその性質上
『政治的、あるいはそれに近しい内容を孕んだ歌詞は許可されない』
と、ルールで定められているそうです

過去の大会で、実際にルールを破った参加国がどう処罰(ないし対処)を受けたか
BBCの同ニュースページで、動画形式で分かりやすく解説がされてたので
訳しながら、解説を挟みます

2009年のジョージア代表は『We Don't Wanna Put In』という曲で出場しました

この曲の「Put In」が
ロシアのプーチン首相とまったく同じ発音で歌われ
歌詞の内容も、まあ、タイトルからお察しの通り状態でした
加えて、2009年は両国間で南オセチア紛争が勃発していたこともあったので
Eurovision 運営側はルールに反するということで、ジョージアに歌詞の書き換えか
あるいは歌詞をなくすかを要求
動画ではタイトルが『Put In Disco』に代わってますね
Wikipediaでは辞退した的なことが書いてあったけど
私の読み間違えの可能性もある
ともかく、運営側は厳しい処罰を与える場合があるということです


つい最近の例で言えば
昨年のアルメニア代表

第1次世界大戦時のトルコによるアルメニア人虐殺を連想させるとして(MVの映像も)
タイトルを『Don't Deny』→『Face the Shadow』変更されたそうです
昨年、私は全然気が付かなかったです


逆に、問題なく通った国について

2007年のイスラエル代表『Push the Button』

歌詞の内容が、イランの核開発問題について歌っているのではないか
と噂されましたが、結局通ったようです

2015年UK代表『Still In Love With You』

これにもなんかあったみたいだけど
ちょっとBBCの解説よく分からなかったから
英語分かる方、誰か解説しておくれ

まあ、とにかく何やかんやあって通ったんよ



さて
そこにきて今年のウクライナ代表 Jamala による『1944』
歌詞の題材のみならず、2014年から続いているクリミア危機もあって
この先、どうなるか分からないところがあるそうです

Eurovisionにおいては
そうした情勢もあって、ウクライナは昨年、出場しなかったのもありますし

とにかく、この曲が
非常にデリケートな問題を孕んでいるということだけ覚えておけばいいと思います

だからと言って
特別待遇するわけでもなく
批判するわけでもなく
純粋に歌唱を評価するのが一番ということ

色んな方面から怒られるの承知で言うと
想いはどうあれ
ルール上、政治的な要素を孕んだ歌詞にするな
って言われてるんなら、しないほうがいいと思う
そりゃそういう論争も起きるわって話だもの


そういうバックグラウンドを抜きにして
歌唱や音楽性だけで言うと
もうこの記事書いてる間中、ヘビロテ状態だったので
もうすっかり虜ですね

2012年のマケドニア代表を思い出す
https://www.youtube.com/watch?v=uUzIr3db25M
あっちのほうがもっとスペクタクルな歌唱になってたし
ロックロックしつつ、謎の高音ビブラートによる幽霊のような歌唱が印象的で
全く『1944』とは違うけど

『1944』も『CRNO i BELO』も
一度はまれば抜け出せなくなる
体の芯に深く残るような歌唱がいいと思う



2016/03/20追記
他の代表の記事を書くときにも話の引き合いに出したりしてますが

私、たぶん一生この曲忘れないわ(笑)

ダメだわこの曲
尋常じゃないぐらい頭に残るわ
もう大好きですわ
歌詞の内容抜きにしても
また、歌詞の内容を含めても
素晴らしい曲です

ぶっちゃけTOP10入りしてほしいです


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Eurovision記事もくじ
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-3794.html

歌詞参考サイト
http://lyricstranslate.com/en/1944-1944.html-16
背景参考サイト
http://www.bbc.com/news/entertainment-arts-35630395

公式HP
http://www.eurovision.tv/page/timeline

YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCRpjHHu8ivVWs73uxHlWwFA

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