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Saara Aaltoさんからのメッセージを読み解く ~Chandelier~

今週のThe X Factor UK
課題曲じゃなくて、フリースタイル分でSaara Aaltoさんが歌ったChandelier
なんでこのタイミングで!?
ってちょっと思ったけど


これ歌詞ちゃんと読んでみたら
The Voice UK のKevin Simm のに近いながらも
今のSaaraさんだからこそ
できる歌唱だったのが分かる内容だった


1stオーディションの時のSaaraと
今のSaaraとでは
この曲の歌詞に込められる想いの形と
強さが全く違うものになっている

Sia の名曲『Chandelier』
歌詞の内容を要約すると
パーティばかりして毎日飲んだくれてるけど
本当はそんなことがしたいわけじゃなく
そんな自分も嫌い
お酒を飲むのは現実逃避をしたいからで
みんなから好かれるようにしてるのは自分の心境を知られたくないから
こんな生活から抜け出したいから誰か助けて
でも酔いがさめてまた自己嫌悪(→ふりだしに戻る)

ものすごく乱暴な要約なので
あとで自分でちゃんと調べて自分なりに解釈を持ってほしいですが

The VoiceUK 2016を優勝したKevin Simmさんの場合

私はKevin Simmさんがポップグループ『Liberty X』の一員だった時も知ってるし
アルバムも持ってたほどだったのでLiberty Xが解散になったのも知ってたし
だから、The Voice UK のオーディションでこの曲を歌った時
かつての栄光が見る影もない状態の生活から
何とか脱して、また再び歌手として表舞台に立ちたい
その想いと現状の生活が生々しく歌詞に込められたのだろう
と、今なら解釈してます(見てた当時は歌唱力の方にばかり目が言ってた)

そして
Saara Aaltoさん1stオーディションの時の場合

ここでの歌詞解釈は
Kevinさんのそれに非常に似ている

Saaraの経歴的に
これまでEurovisionのフィンランド代表を決定する歌唱大会に2度出場して
2度ともに準優勝敗退という結果を残している
以前、ワッパ覚醒時(Bjork の Oh So Quietを歌った時)
でのドキュメンタリーパート考察記事でも書いたが
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-4312.html

Eurovision以外のことでも、Saaraのこれまでの人生のことも含めて考えると
プロになりたいけど、どうしてもなれない
その状況を打破したい一心で来ているようなので
Kevinさんに近い解釈で歌ったのだろうというのが分かる

ただし、Kevinさんと違うのは
Saaraは別に飲んだくれたわけでもなければ
遊びほうけて現状を忘れようとしたことがないから
歌詞の一部が嘘っぱちになっているという点と
(そのあたりが、Kevinさんの歌唱の魅力と魔力の源でもあるし)
その嘘っぱちの部分を、別の解釈として自分の人生経験に重ねればよかったものを
さも、経験してきましたよ、と言わんばかりの顔で歌ったがために
歌詞と歌唱、Saaraの心と視聴者の心との間に溝ができていたところにある


さて
ここまで書いたうえで
今回のパフォーマンスを改めて見てみよう

今回の歌唱でも、Saaraは別に飲んだくれてるわけではないが
その部分の解釈が全く変わってくる

パーティに出る描写』や『お酒を飲む描写
The X Factor UK

歌詞の内容的に
パーティによく出て飲んだくれてる女の子だけど
その現状に対して危機感を持っていて
大人にならなきゃいけないって分かってるけども
中々それが出来ずに葛藤している
わけだけが

これが、すなわち今のThe X Factorでの扱いについて暗示しているのではないだろうか
と考えられる

SaaraはもともとEurovisionフィンランド代表決定戦に出たり
他にもいろんなオーディションを受けて、落ち続けたから
今ここにいるらしい
ということは、辛いことばかりだったその頃と
ちやほやしてもらえている今とでは雲泥の差だということも
何よりも本人が分かっているはず

そこだけでなく
連続でボトム入りして
酷評され続けていた状態から
見事、上位陣に食い込んで応援されまくっていることでも
同じように差が大きい

つまり、今まさにSaaraはパーティ状態にあることが分かる

だが
他のファイナリストはThe X Factorを優勝することが目的であるのに対して
SaaraにとってThe X Factorは単なる踏み台に過ぎない
元々の目的が世界を視野に入れたプロ歌手だから

もちろん、他のファイナリストたちもプロになりたいからこそ
The X Factorに出ているのだろうが
Saaraの必死さを見ると、ここの優勝だけが目的に見えてくる


また、
パーティ=The X Factor
お酒を飲む=みんなの望むSaaraになる
という解釈もできる

ワッパ覚醒以降
自分のやりたいようにやってきているSaaraだが
100%好き放題やるわけにもいかず
ある程度、視聴者に気に入られるようにしないといけない部分もある
踏み台とは言え、優勝しないことにはSaaraの歌手としての人生が始まらないから

とはいえ、ワッパ覚醒時のドキュメンタリーや
Jessie J の Who You Are を歌った時のように
https://www.youtube.com/watch?v=MoldM24I3pE
自分を表現しきれていないことに対しても、
ストレスを感じているらしいところが見て取れる
なまじ、ワッパ覚醒で作り物のSaara像ではなく、
素のSaaraを表現して評価される喜びを知っただけに
『今のみんなが望む』Saara像を演じるのには強い負荷がかかるのだろう
しかし、今まで『今のみんなが望む』Saara像を演じ続けてきてしまってる分
おそらく、周囲の視線に極めて敏感で、常に演じ続けてしまっているのかもしれない
レディ・ガガはともかくGirls Aloud の Sound of The Underground は、
ワッパ覚醒の奇跡を無理やり起こそうとした感もあるし
どうしても演じてしまうのだろうと思う

そして
ここからが一番重要なところだが

歌詞の中の
But I'm holding on for dear life
Won't look down, won't open my eyes
だけど、こうして踏ん張って生きている
下を見たくないし、現実も直視したくない

look down = 落ち込んでる表情
という意味もあるので
落ち込んだ表情をしたくないし
とも訳せるが

この部分がSaaraならではの解釈になっている

今までの、パフォーマンス後のジャッジコメントや
ボトム入りした時のSaaraの表情に注目してきた人たちなら
すぐにピンと来る人たちもいるかもしれないが

Saaraはジャッジから批判された時
ボトム入りしそうになった時
シングオフ後の結果発表の時
笑顔を絶やすことがほとんどない

おばあちゃんに「どんなに辛いことがあっても、笑顔を絶やしちゃいけないよ」
って言われたけなげな少女の如く、笑顔でいる

特に、サイモンから衣装を酷評された時に
『笑い飛ばす』というリアクションをとる部分

正直、これがずっと謎だったが
今回のChandelierで合点がいった

性格なんじゃなくて
おそらく、視聴者とファンの前では
視聴者とファンを裏切らないSaaraでいようとしているのだろう

本当は言いたいことがもっといっぱいある
Chandelierの主人公のような葛藤があって辛いが
みんなの望むSaara像を壊すわけにはいかないから、笑顔であり続ける

だから、代わりにSaaraは歌唱でそれを表現する

まるで、一人でシングオフをしているかのような今回の歌唱の裏には
そういう意図があったのではないか
本当は今の自分で満足してなくて
だけど、他に方法が見つからないから
誰か助けてほしい
そういうメッセージが隠されていたのかもしれない

と、思いました


あまりにも長いので
単発記事で分けました(一人の単発記事の多さが完全に過去最高数)

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