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Eurovision 2017 ノルウェー代表JOWST の Grab The Moment 和訳・歌詞解釈と考察

ユーロビジョン2017
ノルウェー代表のJOWST は二人組のミュージシャン


EDMというジャンルから
歌詞の中身はあまり考えず
とりあえず曲に乗れて気持ちがいい!


と思うかもしれないが

Eurovisionの公式サイトのインタビューでは
Q.この曲の見どころはどこですか?
という質問に対して
・ダイナミックなマスク
・複数のジャンルを現代風にMixしてるところ
歌詞とメッセージ

と答えている

彼ら自身が
歌詞と、そこに込めたメッセージに対して
自信を持って見どころだと答えている


なら
聞き手は彼らが送ったメッセージを
受け取ったうえでグルーヴ感を得るべきなのではないだろうか

JOWST - Grab The Moment

歌詞
They read me like a book that is open
ヤツらはオレを広げられた本のように読む
While punching on a bag and I’m choking
サンドバッグを殴りながら息苦しくしている間
I’m looking for a sign while they’re stepping on my mind
ヤツらがオレの思考に入り込んでいる間、オレはサインを探している
But I hide behind a simpleminded notion
だがオレは簡単な思考の裏に隠れる

I try to act cool but I’m boiling
オレは冷静になろうとするが頭に血が上る
Feeling like a fool that was chosen
それが選ばれると自分がバカに思う
Try to keep myself calm while my head was getting bombed
頭が爆発しそうになっている間、オレは自分を落ち着けようとする
Really need to get that good vibe going
良い気分になりたいのにな

So when it’s all or nothing
だから、一か八かの賭けに出る時が来たら
I put my nerves in the coffin
オレは緊張を棺桶に
So when it’s all or nothing
だから、一か八かの賭けに出る時が来たら
I put my nerves in the coffin
オレは緊張を棺桶に

I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
I don’t care about falling
倒れることなんて気にしない
I’m gonna grab the moment
オレはこの瞬間を手に入れる

I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
I don’t care about falling
倒れることなんて気にしない
I’m gonna grab the moment
オレはこの瞬間を手に入れる

Getting kinda heavy on my shoulders
肩に重いものを背負ったまま
Try to stand straight but I’m boneless
それでもまっすぐに立とうとするが、俺は骨無し
Got a pocketful of prose while I’m walking on my toes
持ちきれないほどの散文が、つま先で歩いている間に溜まっていく
And I’m coping with a map that is roadless
そしてオレは道のない地図を処理しようとする

Got eyes in my neck but I’m absent
首を見られているが(お見通しのイディオム?)、オレの意識はそこにない
I’m quiet in a corner seeking action
オレは隅で静かに潜入中
I wanna be bold but I’m only getting old
オレは自分をさらけ出したいが、ただ老いるばかり
I need to stop drowning in distractions
オレは気が散ってばかりでいるのをやめなければならない

So when it’s all or nothing
だから、一か八かの賭けに出る時が来たなら
I get that good vibe buzzing
オレは良い気分に浸れるんだ
So when it’s all or nothing
一か八かの賭けに出る時が来たなら
I get that good vibe buzzing
オレは良い気分に浸れるんだ

I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
I don’t care about falling
倒れることなんて気にしない
I’m gonna grab the moment
オレはこの瞬間を手に入れる

I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
I don’t care about falling
倒れることなんて気にしない
I’m gonna grab the moment
オレはこの瞬間を手に入れる

Hidden deep in that beat
奥底に隠れているビート
There’s a calling for that leap
跳ねるように求める声が聞こえる
Got no control but I know
抑制が効かないが、オレにはわかる
There’s a fire in my soul
オレの魂は燃えている

Hidden deep in that beat
奥底に隠れているビート
There’s a calling for that leap
跳ねるように求める声が聞こえる
Got no control but I know
抑制が効かないが、オレにはわかる
There’s a fire in my soul
オレの魂は燃えている

I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
I don’t care about falling
倒れることなんて気にしない
I’m gonna grab the moment
オレはこの瞬間を手に入れる

I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
I don’t care about falling
倒れることなんて気にしない
I’m gonna grab the moment
オレはこの瞬間を手に入れる


歌詞解釈と解説
この曲は比較的、歌詞の内容を理解しやすいので
イディオムやスラングが多くて和訳が難しくても
言いたいことは伝わると思う

これまで物語性の強い楽曲を読んできたが
この曲は主人公の脳内でのみ物語が完結している
いや、物語というよりは
ひたすら独白する歌詞になっている

要約すると
主人公には将来のビジョンが見えていなくて
これからどうしたいのかが分からず苦しんでいる
不安ばかりが自分の脳内でこだまして
その苛立ちからすぐに頭に血が上るようになっている
本当はやりたいこともあるが
それをやろうとするのではなく
自分の心にウソをつき続けている

だけど、そうした自分が嫌でたまらないのも確か

だから、自分を変えられるチャンスが来たのなら
不安に思う心を棺桶の中に入れ
ごちゃごちゃと頭の中でこだまするノイズ(負の感情)を殺して
本当にやりたいことをやろう
今この瞬間(チャンス)を掴み取ろう

という歌詞だ


では、細かく歌詞の内容を読んでいこう

歌詞考察
歌い出しVerse1
主人公の心を読んでいる『ヤツら』は
他ならぬ自分自身、自分の心
punching on a bag = サンドバッグのことで
イヤなことを忘れるために汗を流しているのだろうと考えられる
そして、体力を使って息苦しくしている間(何も考えられなくなってる間)
むしろ、自分の姿を顧みて、こんなことしてていいのかという不安が生まれてくる
だから、
They read me like a book that is open
本を広げて読むかのように、思考が読まれていく

I’m looking for a sign は本当にやりたいこと、という意味か
Sign = 標 →道しるべ
しかし、それを実行に移すことなく、主人公は
But I hide behind a simpleminded notion
自分を些細な言い訳で誤魔化して、先に進もうとしない

Verse 2
ここで苛立ちを押さえようとするも爆発しそうになっているのは
Verse1 で自分の心にウソをついたり
自分の将来に対して不安があるから
その一方で、主人公には前に進むための
Really need to get that good vibe going
やらなければならないという危機感からくる意志もある

そして、まさしく立ち上がらなければならいその時が来たら

Bridge
So when it’s all or nothing
I put my nerves in the coffin
緊張を棺桶の中に入れて、前にすすもう

Chorus
I’m gonna kill that voice in my head
オレは頭の中の声を殺す
頭の中の声というのは、不安に駆られている考え方
保守的な考え方、前に進みたがらない、優柔不断な思考

I don’t care about falling
もしかしたら、無理をして倒れるかもしれない
あるいは自分の心が壊れてしまうかもしれない
だけど、主人公はもう止まるわけにもいかない
I’m gonna grab the moment
見たい光景を見るまでは
夢を実現させる、その瞬間を手に入れるまでは


2番歌詞
Verse1
ここで『将来に対する不安がある』という主人公の葛藤が出てきます
Getting kinda heavy on my shoulders
自分の不安になりがちだったり、ナーバスな性格がたたって
あるいは自分の将来に対する周囲からのプレッシャーを重荷に感じてるか

Try to stand straight but I’m boneless
1番歌詞のサビで立ち上がった主人公だが
その実、芯がしっかりしてないことが描かれる

Got a pocketful of prose while I’m walking on my toes
つま先立ちをして、道を踏み外さないように慎重に歩く主人公
しかし、慎重になることで、逆に余計なことが頭いっぱいに浮かび上がってしまう
The Voice 的に言えば、審査員に取ってもらえるように歌う(慎重に歌う)ことで
かえって歌唱に心が乗らず、ノイズだらけになってしまっている状態
平均台の上を歩くのに、地面との距離を気にしたり
渡り切らなければというプレッシャーを抱えてしまったり
余計な情報が増えてしまい、前に進めない状態
Got a pocketful of prose
持ちきれないほどの散文というのは
次から次へと脳内に浮かび上がる駄文のこと

And I’m coping with a map that is roadless
同時に、主人公は道のない地図を処理しようとしている
道がなければ、自分の現在地も分からなず
目的地すらどう向かっていけばいいのかも分からない
あるいは、はなから目的がないのかもしれない
(もっとも、道がないだけなら、目的地は存在していそうだが)

Verse2
Got eyes in my neck この一文だけ意味が分からなかったが
上で書いたように、全てお見通しである、ということのイディオムか?
全てを見ているのは、主人公を不安がらせる側面の、主人公の心そのもの

後の歌詞は、ここまでのおさらい
主人公は、自分が本当にやりたがっていることをやりたい
もっと自分のことを表現したいが
そうせず、余計なことばかりを考えてしまって
ただただ日々が過ぎていくばかり

だが、そうした日々から脱出するきっかけがあるなら

Bridge ~ Chorus
一か八かの賭けに出て
自分を不安がらせる声を殺して
手に入れたいものを手に入れよう

Bridge 2
ここでは、言いたいことをもはや抑えきることができず
自分の心のままに
魂の赴くままにしようという
主人公のここの変化が描かれている

そして再びサビへ

この曲を通して彼らが伝えたいこと
いつまでも前進しないで悩み続けるのではなく
前を向いて、チャンスを掴め
という激励、エールがまず一つ

それから、これはおそらくだが
彼ら自身の物語でもあるのかもしれない
自分たちは克服して、こうしてステージに立っている
キミたちにも出来るはずだ
そう言うメッセージが込められているのかもしれない

楽曲構成
イントロの「ギャーォン!!」って音
あれは主人公の心の叫びを表現しているのだろうか

ドラムが入るまでの流れは
自分の気持ちにウソをついて
奥へと押し込んでいる状態
外的自分(ウソ)を眺めている内的自分(本当にやりたいこと)
という構図を表現しているのか

Verse1 & 2 は
特別、1番歌詞で言うと
つい熱くなってしまう自分を抑え込む
クールダウンさせようとするさまを表現しているようだ

Bridge ~ サビ
にかけての流れは
まさしくBridge の「今この瞬間を逃すわけにはいかない」
だから「さっさと不安を棺桶に突っ込まなきゃ!」という
前に踏み出す時の、主人公の心に希望が沸々と湧いてくる様を表現しているようだ

サビは言わずもがな

サビ後の間奏
ここがこの曲の巧妙なポイント
サビのI’m gonna kill that voice in my head は
自分の心を不安にさせる声を殺そうとする主人公のことを書いている

それまで、主人公の脳内では、将来に対する不安や
現状を変えられない自分に対する不安
色んな不安があって
それが頭の中でひたすらごちゃごちゃ言っていた
間奏で画面内に表れる横顔は
本来は、主人公の心を不安でいっぱいにする複数の『声』そのもののはず

しかし、主人公はサビで前に踏み出そうと決心している
間奏で、今まで頭の中を支配していた複数の『声』が
今では自分に賛同して
不安がる心を駆逐せしめんと
一斉に動き出している
ということが表現されている

Bridge2 では
心の奥底にあった強い意志
今まで押さえつけていたそれが
静かな情熱を持って立ち上がる様子が描かれているということだ



その他
さすが、Eurovision公式サイトで
自ら歌詞を見てほしいというだけあって
非常によく練られている

そもそも
この手の音楽は歌詞に物語性を付随させるより
万人が聞いた時に一発で共感できるように作ってるものが多い
それ前提で考えても
やはり、歌詞の内容と楽興構成がキレイに噛み合ってる辺り
相当、歌詞と楽曲構成に力を入れてきたことが見て取れる

単純に曲に乗ってもいいが
作った側の意図を理解したうえで聞けば
きっと、何も考えないで聞くよりも
曲の流れに身を任せて
心地よい浮遊感と共に曲に入り込みやすいのではないだろうか

それでなくても
飛び抜けて高いセンスのある楽曲だ
惹かれないわけがない



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歌詞参考元
http://www.eurovision.tv/event/lyrics?event=2183&song=34933


Eurovision図鑑
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-3965.html

Eurovision 公式HP
http://www.eurovision.tv/tag/expand/2017

YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/user/eurovision/featured

Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Eurovision_Song_Contest_2017

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