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Eurovision 2017 エストニア代表Koit Toome and Laura の Verona 和訳・歌詞解釈と考察

ユーロビジョン2017 エストニア代表の曲『Verona』は
イタリアの都市『ヴェローナ』を舞台に繰り広げられる
ドラマチックな悲恋模様を描いた楽曲となっている

ヴェローナといえば、言わずもがな
ご存じのとおり、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲
『ロミオとジュリエット』の舞台となっている都市である
(他にも『ヴェローナの二紳士』という喜劇があるが
歌詞の中に『ロミオとジュリエット』が登場してくるので)

歌詞は全体的にシェイクスピアの悲劇から、多大な影響を受けているようで
美しい悲恋、終わった恋模様を
丁寧に丁寧に描いている

Koit Toome and Laura - Verona


歌詞
Sleeping all alone
たった一人で眠ってる
You wake up with a bottle in your hands
アナタはボトルを片手に目が覚める
No sound of serenade
小夜曲は聞こえてこない
‘Cause we both know we lost our game
だって、私たちはゲームに負けたって知ってるから

I was always high on loving you
私はいつだってアナタを愛していい気分になっていた
Before the romance turned to drama
夢物語が戯曲に変わるまで
Like Romeo and Juliet once before
ロミオとジュリエットがそうであったように
We are lost in Verona
私たちはヴェロナに夢中になったんだ

Learning through the scars
傷をとおして学ぶなら
Will make you stronger, time is the proof
傷はキミを強くする、時がそれを証明する
I’m not a loner kind
俺は一匹狼じゃあない
I know I just can’t get over you
俺はキミを越えられないと知っているだけだ

I was always trying to tell the truth
俺は常に真実を伝えようとしていた
Before the romance turned to drama
夢物語が戯曲に変わるまでは
I hope the best in me was always you
俺の中の一番はいつもキミだと期待していた
Before we lost our Verona
俺たちのヴェロナを見失うまでは

We are lost, lost in the crowd of the street
私たちは迷子になった、人ごみ溢れる通りの中で迷子になった
We are lost, like two sailing boats in the sea
私たちは迷子になった、海を航海する小船のように
We are lost, ’cause sometimes we’re building and burning down love
私たちは迷子になった、だって私たちは愛をはぐくみ、そして燃やすから
We are lost our Verona
私たちは私たちのヴェロナを見失ったんだ

Ah… we lost and we found our Verona
ああ、私たちは私たちのヴェロナを失い、そして見つけた

Ah… we are lost in Verona
ああ、私たちはヴェロナに夢中になる

Reckless type of love, reckless type of love
無謀な愛、見境のない愛
We never said I’m sorry,
私たちは「ごめんね」なんて言ってこなかった
we never said enough
私たちは「もう十分だ」とも言わなかった
This western type of woman, western type of man
西洋人女性、西洋人男性
Disappeared in Verona
ヴェロナに消ゆ

Ah… we lost and we found our Verona
ああ、私たちは私たちのヴェロナを失い、そして見つけた
Ah… we are lost in Verona
ああ、私たちはヴェロナに夢中になる

We are lost, lost in the crowd of the street
私たちは迷子になった、人ごみ溢れる通りの中で迷子になった
We are lost, like two sailing boats in the sea
私たちは迷子になった、海を航海する小船のように
We are lost, ’cause sometimes we’re building and burning down love
私たちは迷子になった、だって私たちは愛をはぐくみ、そして燃やすから
We are lost our Verona
私たちは私たちのヴェロナを見失ったんだ

Ah… we lost and we found our Verona
ああ、私たちは私たちのヴェロナを失い、そして見つけた
Ah… we are lost in Verona
ああ、私たちはヴェロナに夢中になる

歌詞解釈と解説
この曲のタイトルにもなっている『Verona』は
冒頭で書いたとおり、
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』の舞台
イタリアの都市『ヴェロナ』のことであるが
歌詞の中での『ヴェロナ』とは
一種のイーハトーブとして歌われている

主人公たちは歌詞の中に
Like Romeo and Juliet once before
ロミオとジュリエットがそうであったように
と、書かれてあるように
自分たちの恋愛絶頂期を
ロミオとジュリエットに重ねていた時期があった
主人公たちはかつて、ロマンティックな恋物語に胸をときめかせていた、ということである
そして、自分たちをロミオとジュリエットに重ねていたがゆえに
戯曲の舞台となった『ヴェロナ』に憧れを抱き、理想郷としていた
それが、この曲における『ヴェロナ』の正体だ

歌詞の中の、we are lost in Verona
「lost in ~」とは、『迷子になる』という意味のほかに
『夢中になる』という意味もある
憧れのロミジュリの舞台であるヴェロナに夢中になる=ヴェローナが憧れの場所
ということが書かれてあるため
ヴェローナ=理想郷
という構図ができるわけだ

そして、we lost our Verona その理想郷を見失ったため
この楽曲は悲恋ものとなっているのである

と、ここまでで
正直なところ
歌詞のほぼ全てを解説し終わったも同然の状態である
後は、『ヴェローナ』の正体をキーとして歌詞を読んでいけば
内容はすぐに理解できる作りとなっている
なので、これから書くことは蛇足になる可能性が高いので
そのつもりで読んでいただければと思う


さて、
主人公たちにとっての理想郷がヴェロナであり
また、理想の恋愛関係がロミオとジュリエットのような
熱烈な関係であるわけだが
二人の恋愛は長くは続かず、破局を迎えてしまう

物語は、破局後から始まる

歌詞の冒頭の女性パート
Sleeping all alone
You wake up with a bottle in your hands

あまり女性が酒瓶片手に目が覚めるところは想像できないが
ここはむしろ、女性視点で物語が動いていると考えた方がいいだろう
というのも、続く歌詞で
No sound of serenade
セレナーデがない、と続けているからである
小夜曲とは、ウィキペディから引用すると

「恋人や女性を称えるために演奏される楽曲、あるいはそのような情景のことを指して使う。」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%87

という曲である
その性質上、
セレナーデが聞こえてこない、と語るのは
女性主人公でなければならない
したがって、ボトルの件も、女性主人公のアクションと考える方が自然である

ちなみに
このセレナーデ
おそらく「ああロミオ、あなたはどうしてロミオなの?」という
有名な一文の暗示ではないかと考えられる

ここまでの流れで
目を覚ました主人公の女性視点で
恋愛関係が破局していることが分かる

続く歌詞にて
I was always high on loving you
女性主人公は過去の思い出に浸る

Before the romance turned to drama
Romance = 夢物語 = 恋愛中のこと
Drama = 戯曲・脚本 = 作り物
このことから
二人の関係がドラマに変わってしまった現在は
別れてしまった後の状態であることが分かる
と、同時に、本当は互いにもう愛し合っていないのに
さも愛し合ってるかのように振舞っている状態である
というようにも解釈することができる

例えば、互いを愛し合っていないが、離婚することもできない夫婦の様子である

ラストは先に解説したので割愛


歌詞の冒頭の男性パート
男性主人公は、失恋をしたことで明確に傷ついていることが分かる
しかも、I know I just can’t get over you
いつまでもそのことを克服できないでいる
それでいて、男性主人公は恋人に
この失恋を通して強くなってほしい、と伝えているのも分かる


二人が破局した原因
おそらく
Reckless type of love, reckless type of love
We never said I’m sorry,
we never said enough

互いに謝ることをしてこなかったり
仲直りする、折り合いをつけることをしてこないで
ただぶつかるだけぶつかってきたから
二人は自分たちの愛の行方が分からなくなったのだろうと思う

それぞれが思い描く『ヴェローナ』に差異があったため
二人して違う方向に進み、そうして迷子になった=愛を見失った
のだろうと考えられる

また、
I hope the best in me was always you
女性よりも、男性の方が相手に幻滅していることがうかがえる


英語のトリック
先に書いたように
「Lost 」という言葉それ自体は
「失う」という意味意外に「迷子」という意味があり

「Lost in ~」 と書けば
今度は「迷子」と「夢中」という意味になる

この「Lost 」の変化を
この歌詞では極めて効果的に使っている

We are lost in Verona と書けば、
ヴェローナに夢中=今の恋愛関係に夢中
という解釈ができるし
We are lost our Verona と書けば
互いに愛する心を失った
たがいに向かうべき方向を見失った
という解釈ができる
「Lost 」という言葉が持つ意味を
効果的に使い分けていると言えるだろう


その他
蛇足になるかもしれない、と書いたように
歌詞の意味を知るためのキーである
『ヴェローナ』の意味さえ押さえておけば
解説するまでもなく歌詞が読めてしまうので
これ以上解説のしようがない

シンプル



>>次
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もくじ
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-4487.html

歌詞参考元
http://www.eurovision.tv/event/lyrics?event=2183&song=34863

Eurovision図鑑
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-3965.html

Eurovision 公式HP
http://www.eurovision.tv/tag/expand/2017

YouTube公式チャンネル
https://www.youtube.com/user/eurovision/featured

Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Eurovision_Song_Contest_2017

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THEME:洋楽歌詞対訳 | GENRE:音楽 |

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