Голос країни2018 Battle2 レビュー記事

ウクヴォ8期バトルラウンドを見ていくぞ!!
お待ちかねえええええ!

2時間半もある番組ゆえ、今回も大量にバトルがあるという
その数なんと前回同様の16曲
ほんとBオデよりも曲数多いんだもんなあ
というか全3回に分けてよかっただろ
なんで前後編で詰めるに詰めた

そして、今回は個人的に今期一番推しているフリスティーナが出場するという
結構、Bオデで気にしていた人たちも多く出てくるし、とても期待していたんだね
というか私はもはやフリスティーナさえ通ればそれでいいと思っているから
とりあえず彼女の通過だ第一なんだ

でも、それ以外にもやっぱりバトルらしいバトルも期待という
今期は今のところ、演出重視なバトルも少なめではあるし
とにかく記憶に残るような面白いバトルが見たいところ
ということで、さっそく見ていきましょう!

公式オンデマンド動画


ウクライナ版8期バトル2
セルゲイのチーム
Роман Набожняк Roman Nabozhniak
vs. Олександр ІльвахінOleksandr Ilvakhin
(曲:Люди, як кораблі - Скрябина

ローマンの表現力が恐ろしく高い
この勝負、オレクサンドルの歌唱もいいっちゃ良いんだけど
先攻ローマンの表現力がものすごく高くて、どうしても霞んでしまう
歌声も、クリアさって意味でなく、切なさや寂しさを表現しているって言う意味で
本当に綺麗な歌い方をしていて、見入ってしまう
オレクサンドルには悪いけど、ずっとローマンの歌唱を聞いていたいと思ったほどだもの

カメラマンがまたいい仕事をしているんだ
ローマンの手元を映すのがすごく好き
表現の一環として、さりげなく手で表現してるのも好きだし
でもそこに緊張や、緊張を押さえようとする力の込め方があるのも好きだし
そんで、全身に結構力を入れて歌っているように見えるんだけど
余計な力が入ってるわけでないのがまた良いんだ
スッと胸に染み入るような歌唱をしているからね

Bオデの歌唱も良かったけど
今回の歌唱もいいなあすごく好きだわローマン
んで、オレクサンドルについて全くコメントしていないという
ごめんねオレク

勝者はРоман Набожняк (Roman Nabozhniak)
そりゃそうなるだろうなあ
レベルが違っていたものね
そしてスティールはなし


ジャマラのチーム
Анна Трінчер (Anna Trincher)
vs. Софія КістругаSofya Kistruga
(曲:Blow Your Mind - Dua Lipa

すっごいジャマラチームらしくて好きだわ
出場者にステージを楽しませること前提のバトルになってる辺りが
本当にジャマラらしくてすごく楽しかった
歌う前に、トム・ジョーンズよろしく
https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=6UZV7AbUdTY
ジャマラが手で笑顔を作って二人にエールを送るところからして好きだし
二人が歌い終わった後に、一緒にセッションするところも含めて
後輩を育成するのが本当に好きなんだなって思えて最高だった
たぶん、コーチング中からして、一緒に歌いたくてウズウズしてたんだろうな
(てかジャマラは大人しくしてた方が良い気がしないでもないが、楽しそうで何より)

歌唱に関しては、正直に言うと
直前に歌ったのがローマンだってことで、どうしても物足りないところがある
ただ、二人とも若さを武器にしつつも、とにかく楽しめる勢いがあった
歌唱力の問題点に関して、あまり気にならないような歌唱をしていたと思う

そして、面白いのは何も選曲や歌唱だけでなく
Bオデと方向性がガラッと変わったのに
さらっと対応して見せる二人の力量だよね
Bオデではどちらもバラードを丁寧に歌い上げていたから
この段階でアップテンポな曲も問題なく歌えるってことを見せたのは大きいかも

勝者はАнна Трінчер (Anna Trincher)
スティールはなし


ポタプのチーム
Анастасия Кудрявченко (Anastasia Kudryavchenko)
vs. Оксана Чорна (Oksana Chorna)
(曲:All That She Wants - Ace of Base

アナスタシアが別人すぎて驚かされるわ
私があまり年齢や見た目について特にコメントを残さないのは
そこだけで見るのは失礼だし、The Voice は歌唱を見るべき大会だしってのがあるが
金髪のアナスタシアはBオデと別人になりすぎて、さすがにコメントせざるを得ない
スカーレット・ヨハンソンに見えなくもない
というか、歌い方も全く違うのがすごいな
まあ、Bオデでは民謡系だったから、そりゃ印象も変わるだろうが

個人的には、オクサーナよりもアナスタシアの方が良いなと思った
楽曲に合う歌唱をしているのはオクサーナだと思う
アナスタシアが全体的にのっぺりとした歌い方をしているから
オクサーナのシャープな歌声はすごく目立って聞こえるし
シンプルに雰囲気が合うと思うから
だけど、私はアナスタシアの方が自然な声の出し方をしていると思った
オクサーナは声を作っている感じが強くて
それが私には今一つ合わなかったんだよなあ
声も軽いように聞こえたし

勝者はОксана Чорна (Oksana Chorna)
マジで……?
私はアナスタシアの方が良かったと思うがなあ(;・ω・)


ジャマラのチーム
Ірина ФедишинIrina Fedyshyn
vs. Вікторія Шостак (Victoria Shostak)
(曲:Ти забув про мене - Vivienne Mort

これどうなんだろう……(;・ω・)
個人的に上手くいっていないように思うんだけど……(;・ω・)
さすがに西軍のイリーナは上手いけどねえ、と言いたいところだけど
イリーナもなんか本調子じゃないというか
これなんか二人とも、演出や歌唱方法そのものにこだわりすぎて
ちゃんと自分たちの能力、自分たちのン魅力で勝負できていないように思った
特に、イリーナは現役プロってことなんだから
それだけでゲタ履いちゃってるし
ゆえに他を圧倒する歌唱が出来ないとけないと思うんだが
ううむ……不完全燃焼感……

勝者はІрина Федишин (Irina Fedyshyn)
そりゃあ、まあ、イリーナが勝つだろうけど
どうせならもっと圧倒して勝ってほしかったな


チーナのチーム
Наталія Білоусова (Natalya Belousova)
vs. Марта РакMarta Rak
(曲:Дикая вода - Тины Кароль

チーナ自分の曲を歌わせとるがな
しかも死闘って感じになっているという

若手の意地と大人の意地のぶつかり合いみたいな
てか歌い出しのマルタがめちゃくちゃうめえ
人生経験の差で、声の深みや表現力の厚みがないものの
それを補って余りある、純粋なパワーで押しているのがすごい
下手に捻ったことしないで、今の自分にできる全力でもってして
ナターリヤに真っ向からぶつかりに行っていて
でも必死さがあるわけではなく、負けると思ってない余裕がある

一方で、大人の歌唱で答えるナターリヤもすごいな
力の込め方と力の抜き方が絶妙で
技術や勢いで押そうとするマルタに対して
しっかりとこの曲を理解して、表現することによって
マルタとは違う歌手なんだって言うのを見せいていて面白かったわ

でもこれはマルタの方が良いな
何より、Bオデからものすごく成長しているというか
たぶん、二人の大人に対して勝負を仕掛けていたんだろうと思った
マルタは、Bオデで小綺麗ではあるけど、決定打に欠ける歌唱をしていて
でも今回は、チーナチームってことと、対戦相手が大人のナターリヤってことで
これはもう、120%の実力を発揮しないと勝てないって状況だったんだろうと思う
それで、Bオデの時と比べて、出せる実力以上のものを出して覚醒したのかも
でも先に書いたように、必死ではないって言うところが良かった
いや、必死だろうけど、それを感じさせないところが良かったんだ

そして、セルゲイが無理を言ってチーナと3人でのセッション
マルタが凄すぎてチーナ入る隙がwww
まあ、シンプルに遠慮してるだけだろうけども

勝者はМарта Рак (Marta Rak)
スティールはなし

セルゲイのチーム
Юрій КаналошYuri Kanalosh
vs. Христина Храмова (Kristina Khramova)
(曲:Искала - Земфиры

間違いなくここまでで一番のバトル
私が見たかったタイプの、全力の殴り合い

Bオデ通過時点でどっちもセルゲイチームの中での一押し出場者
特にフリスティーナは今期の出場者の中で一番好きだけど
二人ともすごく上手いし、選曲も超絶カッコいいし、組み合わせも合っていて
現時点で使える最強のカードを使った最高のバトルになっている
しかし、これはユーリが相当に圧倒しているわ(;・ω・)
ユーリの歌唱の方がシャープでフリスティーナの歌唱を貫いてる感じがする

どっちも当たり前のように上手くて、どっちも曲を完全に自分のものにできている
ある意味、ほとんど条件は同じようなもので、あとはどれだけ歌唱センスがあるか
歌唱バトルって言うよりかは、プロ同士のコラボに近いぶつかり方になってると思った
個人的にはフリスティーナを応援したい気持ちが強いが
しかし、これはユーリの歌唱のキレ味がすごく良いと言わざるを得ない
ガチプロのユーリとコラボパフォしてる出場者のフリスティーナって感じがするんだね
たぶん、フリスティーナはこの曲を完全に自分のものにして、上手くカバーしてるけど
ユーリは自分のものにしてるというより、最初から自分の曲のように歌っていて
ほんのちょっとの差なんだけど、そこで大きく差がついたんだろうと思った

勝者はЮрій Каналош (Yuri Kanalosh)
うわああああああああああああ
確かにユーリの方が上手かった!
上手かったしユーリが通るの当然だと思うけど
でも私はフリスティーナの方が通って欲しかった!!!

そしてコーチ全員がフリスティーナにスティール権発動:(;゙゚'ω゚'):
そりゃここで落とすにはあまりにも惜しすぎる才能の塊だもの
というかみんな欲しいだろフリスティーナ
しかし、前回あれだけスティールが多かったのに、また怒られたのか(?)
唐突にぱたっとスティールしなくなってたところ
全員にスティールさせるフリスティーナの才能よ
そしてХристина Храмова (Kristina Khramova)はジャマラのチームへ
うん、どのチームよりジャマラのチームが合う


ポタプのチーム
Србуі СаргсянSrbui Sargsyan
vs. Аліна РусиноваAlina Rusynova
(曲:Ти Мій - Ирины Билик

どっちもBオデからすごく成長している(;・ω・)
喉の調子が良くないながらも歌っていたアリーナが
今回は本調子で、そして全力で歌えているから、もうそこで相当違う
でも、セルブイもアリーナも、どっちもこういう歌い方が出来たのか
セルブイに関して言えば、Bオデの感じからしてここまでできてもおかしくなかったが
実力以上のものを引き出されていたように思う

というか、二人とも基本的に、Bオデで持ってた悪いクセを取っ払って
ドストレートに歌唱力勝負をしていたから良かったんだと思う
成長したって言うより、魅せ方が変わったから良かったんだろうな、と
もちろん、歌唱力を上げて戻ってきた感じもあるが
いやあでも、アリーナの歌唱を聞いていると
喉の調子が良くなった以上に上手くなっているよ

勝者はСрбуі Саргсян (Srbui Sargsyan)
スティールはなし


チーナのチーム
Андрій РибарчукAndriy Rybarchuk
vs. Іван ВоронIvan Raven
(曲:Too close - Alex Clare

微妙なズレがあるように思うのは気のせいかな?
イヴァンのメタル歌手的な歌唱も良いし、アンドリィの素直な歌唱も良いし
どっちもロック歌唱が様になっているように思うんだけど
どっちもワザとロック歌唱を狙っているように聞こえるところがあった
特に、アンドリィはすごく無理をした歌い方をしているというか
ダミらせる声がそんな感じで、あまり自然な歌唱とは言えない気がしたな
方向性的にBオデとはガラッと変えられてしまっているのもあるが
盛り上がるチーナに反して、アンドリィはもうここを何とかすることに必死で
全体的に歌唱もかなり硬いし

大して、イヴァンはBオデの時点でメタルだったから
歌唱そのものはすごく自然な歌い方になっている
ただ、イヴァンの問題は、声を前に押すだけになっている感じで
既に天井が見えてしまっている感じが強いという

でもこれは、どっちかって言うとアンドリィを通す気満々な選曲のように思う
というのが、本家のAlex Clare が結構アンドリィと声質近い……
最初にアンドリィ似合う曲を選んでから、ロックで合う人を当てたって感じか

勝者はАндрій Рибарчук (Andriy Rybarchuk)
まあ、そうだろうな


ジャマラのチーム
Маргарита та Віталіна МорозMargarita and Vitalina Moroz
vs. Адріана ШевчукAdriana Shevchuk
(曲:Човен - Один в каное

姉妹の歌唱がすごくカッコ良いわ
あの儀式的な歌唱はすごく惹かれるよね
音程のずらし方が絶妙で、他の出場者たちが持っていない、独特の音を持っている
今のところ、同じタイプは他にいないし、どんな曲を歌わせても目立つと思う
まあ、選曲は結構限られそうだし
似たような曲ばかりを歌わざるを得ないタイプとは思うけども

一方で、アドリアナの歌唱は普通過ぎるというか
歌唱力それ自体はとても高いとは思うんだけど
ここまで歌ってきた人たちの中では、埋もれてしまうようなだとは思うかな

勝者はАдріана Шевчук (Adrian Shevchuk)
スティールはなし
ええ……


チーナのチーム
Катерина СєвєроваKaterina Severova
vs. Віктор ДанюкViktor Daniuk
(曲:Faith ft. Ariana Grande - Stevie Wonder

楽しいのにもったいないいいいい!!
選曲的にもうちょっと楽しく歌ってほしかったって言うのが本音
こういう曲こそ、ステージを楽しんで、楽しんで、楽しみまくって
自分たちの「楽しい」って感情を観客にぶつけて巻き込んでしまうように歌うべきだと思う
上手いんだけど、自分たちの歌唱に必死で、周りの事を考える余裕がないというか
どっちも歌唱がすごく硬かったと思うしなあ

二人の歌唱につられて楽しくなるんじゃなくて
はしゃぐチーナやセルゲイ、踊るスティール席のみんなの映像を見て
それでつられて楽しくなるような感じがして
もし映像が歌ってる二人しか映していなかったら
評価はかなり低くなっていたんじゃないかなって思う
二人で頑張って指示された通りに歌うことがメインになっていて
そこがすごくもったいないように感じたな

ただ、この勝負はカテリーナがだいぶ押してるように思う
ステージを楽しんでいるのはヴィクトルのように見えるんだけど
純粋な歌唱力で押し切ったカテリーナの方が、だいぶ目立っている
てか、カテリーナはBオデの時よりだいぶ良くなったように思う
たぶん、Bオデの歌唱の方が丁寧で上手く感じた人は多いだろうけど
ちょっと背伸びしているように感じていたから
今回ぐらい、好き放題に歌えているほうが、すごく合うと思うんだ
下手に抑え気味に歌って、自分の魅力まで抑えてしまうよりかは
持てる能力をフル動員しての歌唱の方が、カテリーナの良さが見えてくるから

勝者はКатерина Сєвєрова (Katerina Severova)
うむ、これはカテリーナですわ


セルゲイのチーム
Олександр Чекмарьов (Oleksandr Chekmarov)
vs. Юлія Коловертних (Yuliya Kolovertnykh)
(曲:Impossible - James Arthur

オレクサンドルの表現力よ
歌い出しは個人的一押しの一人オレクサンドル
Bオデの時もアレンジの上手さと面白さで突出していた彼だけど
こうしてバトルで歌うところを見ると、いかに彼の表現力が高いかが分かる

最初の内は、歌唱にアレンジをかけているとは言え、あまり曲を崩していなくて
だけど、サビに入ると一気に自分なりのアレンジを加えて歌っていた
特に、ジャズっぽい歌唱のずらし方が綺麗に決まっていたね
あの歌唱の仕方というか、曲の崩し方だけで、この曲を知ってる人は「おっ」ってなるし
しかも、歌唱にも曲にも違和感がないから上手い
編曲に頼らず、歌唱一本でこの曲を、全く自分のものとして
まるで、元からImpossible はこういう歌い方をするもんだと思わせる歌い方をしている
非常に高い歌唱センスを持っていると思う

しかも、その上で、彼なりの解釈でこの曲を歌っているようにも聞こえる
ジャズ歌唱をしているからではない
歌声に乗っている想いの形がとてもはっきりとしていて
本当に上手くこの曲の内容を表現しているように思った

オレクサンドルの歌唱を聞くと、ユリヤの歌唱は平坦な気がする
しっかりと声を張っているし、負けじとジャズアレンジで歌ってはいるものの
オレクサンドルに追いつくことに必死で、歌詞の内容を表現できていな気がした
悪くはないんだけど、歌唱が単調に感じるんだね

勝者はОлександр Чекмарьов (Oleksandr Chekmarov)
スティールはなし


ジャマラのチーム
Анрі Болквадзе (Anri Bolkvadze)
vs. Аня та Ліза Соболєва (Anya and Lisa Sobolev)
(曲:Someone Like You - Adele

これちょっと上手くいっていないように感じる……
やりたいことは分かる
言ってしまえば、卒業式の歌唱みたいな合唱団的歌唱がやりたいんだろうよ
ただ、それをさせることによって、二組ともの魅力が抑えられてしまっているように思う
どっちもが曲にも相手にも、かなり合わせて抑え気味に歌っているわけだし
どっちももっとうまく歌えたはずだと思うし
何ならスティール席でシングアロングしてるみんなの方が上手く歌えると思うもの

個人的に一番どうかなって思ったのは
でもラストの歌唱がズレまくっちゃったところかな
その直前の、それこそ卒業ソング感が強い歌唱はすごく綺麗だったのに
なんだかもったいない終わり方をしてしまったな、って言う印象が強い
あと、気になることと言えば、女子二人が結構タイミングズレちゃってるところか
デュエット歌唱って、結構シンクロ率高めに歌うことを求められるよね
別に、そうしなきゃいけないってこともないはずなんだけど
双子だろうと兄弟だろうと友人だろうと、合わせの上手さを求められるところがある
コーチがそういうのを求めるってよか、視聴者が求めちゃうって言うか

上手いのは、アンリの方か(発音的にアンドリィ?
若干、女子二人が自爆して上手く聞こえる感もあるが
でも歌唱がすごくしっかりとしていて、ブレがないからすごく聞きやすい
サビで女子二人の方が前に出てしまっているけど
むしろ彼の歌唱の方をもうちょっと聞きたいと思ったぐらいだもの

勝者はАнрі Болквадзе (Anri Bolkvadze)
私も彼の方を推すかな


ポタプのチーム
Вікторія ІльчишенаVictoria Ilchyshena
vs. Микола Федишин (Mykola Fedyshyn)
(曲:Dusk Till Dawn - ZAYN ft. Sia

二人で合わせて打つ時が、なんか不協和音な気が……?
どっちもソロでは上手く歌えているはずなんだけど、微妙に歌唱が合っていない気がする
声質があっていないからだろうか?
シャキッとさせてパワーで押すヴィクトリアと
優しく穏やかに包むような、押さずに引き込むミコラ
その性質の差が大きすぎたがゆえの噛み合わなさだろうか

全体的に、ヴィクトリアの歌唱はすごく上手い
声の振るわせ方やビブラートの使い方がすごく綺麗で
ただ、ミコラを置いていって、とにかく自分がメインになるような歌唱をしているね
ミコラはそれもあって、完全に霞んでしまっている
だったらミコラが必死に前に出ればいいだけではあるんだけど
しかし、ヴィクトリアが前に出過ぎてしまった結果として
音が四方八方に飛んでいってしまっているようにも思う
ヴィクトリアが相手に合わせなさすぎて、曲が台無しになっていると思うんだ
そもそも、相手に合わせないってことは、曲にも合わせてないってことで
さらに言えば観客の事も考えず、自分本位な歌唱ってことだから

勝者はВікторія Ільчишена (Victoria Ilchyshena)
とは言え、ヴィクトリアが通るのも分かる
シンプルに上手いもの


セルゲイのチーム
Валентин БєлєнькийValentyn Bilenʹkyy
vs. Данило ФельдманDanilo Feldman
(曲:Тебе це може вбити - Скай

バトルとしてではなくデュエットとしての完成度が高い
今回一番デュエットとしての完成度が高いのでは?
二人してなんて綺麗な歌唱をするんだ
高音が綺麗とか、クリアボイスとか、そういう綺麗さじゃなくて
青臭さと優しさがない交ぜになったみたいな綺麗さがある
選曲がまた合っていて、余計な音をガチャガチャ入れてないから
二人の歌唱にだけ集中して聴くことができるね
歌唱力の高さでの勝負ってよか、まず歌声の良さを見せるようなバトルだった

しかし、これは青い服のダニロの方が良いな
完全に好みの問題だけど、声の響き方がダニロの方が好きだわ
ヴァレンティンは歌唱力がちょっと足りていないか?

勝者はВалентин Бєлєнький (Valentyn Bilenʹkyy)
そしてチーナとポタプがスティール権を発動
Данило Фельдман (Danilo Feldman)はポタプのチームへ
これでЄлизавета Байрак が敗退
ううむ、いくら今回のダニロが気になったからと言って
エリザヴェタを手放すのは押し過ぎると思うわ


チーナのチーム
Михайло СосуновMikhail Sosunov
vs. Роман СмирновRoman Smyrnov
(曲:Latch - Disclosure featuring Sam Smith

これバトルでやる必要があるのか?
個人的に、バトルってもっと、歌唱のぶつかり合いというか
何度も交互に歌ったり、交差したりするような歌唱をするもんだと思ってて
こういう、パート分けどころか、完全に先攻後攻みたいになってるのは
私は正直なところ、あんまり好きじゃないんだ
これ何度か他の出場者の歌唱の時にも書こうと思っては消してを繰り返したけど
一人がずっと歌って、もう一人がずっと手持無沙汰になるような状態
それでも、合唱パートがあればまだましだけど、それすらないこの歌唱は
私はあまり評価しないかな
そしたらだって、もうバトルでもデュエットでも何でもないもの

私がバトルラウンドに求めてるのって、もっと全力の殴り合いみたいなバトルで
それこそUK版でよくあるようなバトルが見たいって思うんだ
https://www.youtube.com/watch?v=hva1zMzGRzk
まあ、別に明確なルールがあるわけじゃないだろうから
必ずしも、先攻後攻制のバトルは禁止すべきって言いたいわけでもないが
とは言え、こういう風に、歌う人によって全く違う曲を歌わせてしまったら
何のためにバトルで組んでいるのかが分からなくなってくると思うんだ
(それで言うとユーリVSフリスティーナは理想のバトル)

とは言え、これどっちも魅力的な歌唱をしてはいるんだよね
ローマンのアラビックな曲での歌唱は、もうそれだけですごくカッコ良いし
ミハイルのポップスター間満載な歌唱も面白いし
ただ、これちょっとミハイルを通す気満々な気がしてならない

勝者はМихайло Сосунов (Mikhail Sosunov)
やはりか……


ポタプのチーム
Нікіта Трондін (Nikita Trondin)
vs. Аліса Космос (Alice Cosmos)
(曲:Шлях Додому - Jamala

赤毛のアリスの声の響かせ方が凄すぎる
マジで透き通っている

Bオデの時は雰囲気と相まって
声の綺麗さ寄りも怪しさや魔女っぽさの方に目が言ったけど
今回は声の綺麗さの方に焦点が当たっていて、聞き入る歌唱をしていた

ニキータはニキータですごく上手く歌っているんだけど
というか、表現力で言えばニキータの方が上か?
でも、アリスが歌えば、もうステージはアリスのものになってしまうと思う

勝者はНікіта Трондін (Nikita Trondin)
えっ!? ニキータの方を選ぶのかい?(;・ω・)
スティール狙いとかか?


全体の感想
やはり、個人的に気にしていた人が後半に固まっていた分、見ごたえがあった
いや、見ごたえはだって、16曲もあるんだもの、そりゃあるさwwww
とは言え、注目していたフリスティーナ意外に
フリスティーナと戦ったユーリや
BオデでMuse の曲を歌ったオレクサンドルもすごく良かった
文句は言ったけど、カテリナVSヴィクトルも、バトルらしいバトルで楽しかったし
一番最初に歌ったローマンとか、今後がすごく気になるもの

結構、多くの人がBオデとは違う歌唱をしていたり、違う魅力を引き出してきていたから
推していた人も、そうでない人も、一気に注目度が上がったように思う

コーチングや選曲的には、まあ、さすがに去年と比べると大人しいかな
というか、たぶん去年が一番おかしかっただけなんだろうけど
でも、どっちかって言うと、一昨年のような、しっかり歌いこませるタイプかもね

ただ一方で、先に書いたように、片一方のソロパートが長すぎるバトルが多くて
歌唱のさせ方的には微妙なバトルも多かったように思う
もっと一緒に歌わせてほしかったかな
そこは結構不満点でもあった
そもそもこの話題、本当は一番最初の
ローマンVSオレクサンドルの時点で書こうとしてた話だし
本当に何度か書こうとして、結局消してってのを繰り返していたんだ
極論、構成が気にならなくなるぐらい出場者が上手く歌えていればそれでいいけどね

ところで、スティールについてなんだけど……www
前回あんなにパカスカスティールしてたのに
今週になって唐突にぱたっとスティールしなくなって
その方が良いけど、それだったら前回のスティール回数の多さは何だったのか
また怒られたんだろうか?
つって、別に去年怒られたのかどうか知らないけどさwww単なる憶測だしwww
まあ、フリスティーナがスティールで復帰して、そのまま生き残ったから良いけどね

ちなみに、スティール権を発動した回数で言えば、ジャマラは2回しかやってないんだね
去年一番スティールしてイスの入れ替えしていた人とは思えないスティール回数
そして今年はチーナとポタプがスティール回数多め
それでも全体で言って去年よりもスティール回数少なめだけどね


さて、それでは次回はノックアウトラウンドですね
またイス入れ替え式のノックアウトかな
あのシステム、歌うタイミングが早めであればあるほど不利になるから
順位式じゃなくて普通にセーフラインとデンジャーラインぐらいの
大雑把な括りにしていいと思うんだけどねえ
でないと本当に惜しい人ばかりが敗退することになるわけだから
(ある意味、コーチ的には敗退させる理由を作りやすくもあるが)

ということで、また見ていきましょう



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4Comments

通り酢ガリ  

あれー?

ズラータさんどこいった

(・д・ = ・д・)



…………………………と、思ったけどポタプチームだけBオデ通過者17組いるんだよね(((^^;)

なんだズラータさんやっはりゲスト枠やんけ(;^ω^)

2018/03/30 (Fri) 10:22 | EDIT | REPLY |   

シーラ B  

Re: あれー?

> 通り酢ガリさん
そうそう! 書き忘れてましたけど、
いつのまにかwikipediaでも修正されてて通過してない扱いになってたし
過去にもベラルーシの元代表が出場してたりもしたからすっかり騙されてましたわ
つられて私も誤情報流して申し訳なす(;・ω・)

2018/03/31 (Sat) 07:38 | EDIT | REPLY |   

通り酢ガリ  

はい疲れます(;^ω^)

だから動画が多いって(;^ω^)

フランス見た直後だと余計に疲れますがな(;^ω^)

しかしその中でも

チーナ本人の歌を歌わせた

Наталія Білоусова (Natalya Belousova)
vs. Марта Рак (Marta Rak)

とポタプチームの

Србуі Саргсян (Srbui Sargsyan)
vs. Аліна Русинова (Alina Rusynova)

この2組は特によかったですな

チーナがバトルで自分の曲を歌わせるってのもかなりの英断かと思ったけど

ガチで真っ向勝負しとるがな(;゙゚'ω゚')

お互い引かず譲らずそれぞれの全力歌唱でぶつかりあったのはなかなかのもんですわ、それでいてバトルとしてぶつかりあいつつもデュエットとして成り立っているあたり、この2人を組み合わせて歌わせたチーナが流石の猿飛でごじゃる(;・ω・)

対してポタプチームの2人が対極的歌唱でえらい完成度でもってきましたがな(;・ω・)

『歌は心』ってよく使われるけどほんとそうだと思う(;・ω・)

言葉がわからなくても、何語で歌おうが伝わる歌唱は伝わるという素晴らしい例ですわ

観客もコーチ陣も思わず涙ぐむような雰囲気になってるけどわかるわ

これ泣けるわ、エモーショナルな歌唱の典型例みたいな内容だもん。ぶっちゃけどっちか落とさなくちゃならんのが辛いくらいだわ(;・ω・)

逆にジャマラさんとこの姉妹組が全滅しちゃったのがなぁ………(;・ω・)

かなりもったいない(;・ω・)

双子姉妹は普通に通ってしかりと思ったし、Sobolev姉妹はBオデのパート分けを封印しちゃったのがよくなかったんじゃないすかねぇ(;・ω・)

あの姉妹は姉妹歌唱でありながら男性パートと女性パートに別れて歌ったんだから、むしろその方向性を活かした歌い方をさせてあげた方がよかったような気がするんですよねぇ(;・ω・)

なんなら双子姉妹とSobolev姉妹をあえてぶつけて、どっちか確実に残すようにしてもよかったような気があああぁぁぁ

ちなみに先週の3姉妹はいつもはバーやレストランで営業されてるそうで(ゆうやさん情報)

どれか一組は残ってもよかったちゃうんんんん?

うーん消化不良(;・ω・)

こうしてみるとチーナチームとポタプチームがなんのかんのでベテラン組としての経験値差が出てるような(;・ω・)

特にチーナはコーチ歴の長さだけでなくキッズ版と合わせて最多優勝回数を誇るだけあって、個々の能力だけでなく、チーム全体のバランス取りがすごい上手いと思う(;・ω・)

まぁ去年は神父様とカーチャという超絶二強が二人してチーナチームにいたってのもあるんだろうけど(;^ω^)

去年はあくまでもこの二強をメインに据えながらも、二強に対向しうる刺客を固めるような戦略だとしたら

今年は全体の底上げを図りつつもチームのエースに引き上げられる存在を炙り出すような感じ?

このあたりはコーチの力量以上に経験値がものいうんでしょーなー(;^ω^)

なんだかんだでチーナチームは今年も確実に優勝争いに食い込みそう(;^ω^)

2018/04/01 (Sun) 21:35 | EDIT | REPLY |   

シーラ B  

Re: はい疲れます(;^ω^)

> 通り酢ガリさん
> チーナ本人の歌を歌わせたバトル2つ
先週と比べると死闘感がすごく強くて
マジで全力のぶつかり合い出したからね。そして、
> それでいてバトルとしてぶつかりあいつつもデュエットとして成り立っているあたり
ほんとココがコーチたちも出場者たちもすごいところだし
> 伝わる歌唱は伝わるという素晴らしい例ですわ
まさにこれなんですね


> 逆にジャマラさんとこの姉妹組が全滅しちゃったのがなぁ………(;・ω・)
ウクヴォにおけるグループ枠はなんだかんだ不遇なところがあるけど
どっちも本当にもったいない
そして、いっそのこと姉妹同士をぶつけるって言うの私も思いましたね
音的に声が重なりすぎてしまって上手くいかないかもしれないけど
その方が面白いことが出来そうだと思ったし

> こうしてみるとチーナチームとポタプチームがなんのかんのでベテラン組としての経験値差が出てるような(;・ω・)
それ確かにそう思いますわ
特にチーナチームはコーチングの安定感というか
私は特にティーンの能力底上げ具合が面白いと思ったし
どのチームよりも未来を見せるチームに仕上がりつつある気がするし
> 今年は全体の底上げを図りつつもチームのエースに引き上げられる存在を炙り出すような感じ?
私もこの説を支持しますわ

> なんだかんだでチーナチームは今年も確実に優勝争いに食い込みそう(;^ω^)
今年はなんだかんだ全体のレベルが結構拮抗してるから
そうなるとやっぱりチーナチームが一番強くなる可能性はありますねえ

2018/04/02 (Mon) 20:12 | EDIT | REPLY |   

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