ワガママな子供にナメられないための最強インド式教育 ~Russell Peters~

インド系カナダ人のスタンドアップ・コメディアン
ラッセル・ピーターズのネタをご紹介

Russell Peters は、インドからカナダに移住してきた両親を持つ、インド系カナダ人
カナダのトロント生まれで、育ちもカナダである為、ステレオタイプなインド訛りではなく
完璧なカナダ訛りの英語で喋ることのできる人だが
インド人移民である両親のネタで話すときなどでインド訛りを使い
インドとカナダの両方のおかしなところを、彼なりの立場で語るコメディアンだ

ラッセルの英語はカナダ訛りなのもあるが
何より、聞き取りやすいように、かつ分かりやすく話してくれるから
話の内容を理解しやすく、リスニングの練習にもなると思う(たぶん

そんな彼の、父親ネタがとても面白いのでご紹介
セリフ回しから、ステレオタイプな訛りが笑いを誘う
なお、和訳は間違ってる部分もあると思うので参考までに

『Beat Your Kids (子供はひっぱたけ)』

オレはもう白人ネタを沢山言ってきたが(この公演分で、という意味で)
だが、もう少し話そうと思う、というのも……

ってのも、アンタら白人の教育の仕方について話をしたい

ニュースで見るたびにイラつくことがあって
「子供をひっぱたいてはいけません! 自分の子供を殴ってもいけません!」
「対話をするのです! ゆとりをあげるのです!」
なんて言われてるよな

ガキは引っ叩けバカどもが
オレが言いたいのはそういう事だ


白人よ、子供を引っ叩いてくれ
白人以外の人種は子供をちゃんと叱る

アンタの父親はプエトリコから来て、母親は黒人だったな
(この部分の前に客いじりでそういう会話があったのかと思われる)
アンタのケツを意味もなく引っ叩いてきただろ?

親「坊主、こっちにこい」(バシッ)
子「なんで殴ったの?」
親「オレがいない間に何かろくでもないことしただろ?」


メキシコ人の親なら
「Mira! (スペイン語で「見ろ」)」
(子供を睨みつける顔つき)

親はみんな強いぞ
インド人の親なんか子供を殺すことすら恐れない
殺らなきゃならなくなればな
言ってる事分かるだろ?

2番目に人口の多い人種だ
『増産』なんて大した問題じゃないさ


オレの親父の理論は
もし一人処分したら、また新しいのを作るまでだ
そして新しい子に、前の子がいかにバカだったか教えるんだ


頼むからガキは引っ叩いてくれ
多くの白人が引っ叩かないし、オレはなんで引っ叩かないのか理解できないが
頼むから引っ叩け
もし子供がいて、今まで叩いたことがないのなら、今晩、帰った後で
DVDを止めて、子供部屋まで行って
「やあ坊や、どうしてる? 寝てたのかい? ん?」
「良かったね。ん?」……バシーン!

もう既に横になってるんだから、そのまま眠りにつくさ、心配ない

なんで叩かなきゃいけないのか、理由を教えるよ
なぜなら今どきの白人の子は、学校に行って
黒人の子や、褐色の子、アジア人の子と
色んな人種の子供と一緒に学校で勉強をしている
そんで、有色人種の子供たちはみんな殴られたことがある
そんな子たちがみんな校庭で集まって、遊んでさ
昨日の夜に尻を叩かれたことを話し合うんだ

黒人の子が「オレの父ちゃんもオレの尻叩いたよ!」
(インド訛りで)「ボクの父ちゃんもだよ!」
アジア人の子も「ボクの尻も引っ叩かれたヨ!」
白人の子が一人だけ話に置いて行かれる気持ちが分かるか?
引っ叩け、そしたら社会ののけ者じゃなくなるから
(白人の子)「(叱られて)部屋に行けって言われたよぅ」
(みんな)「自分の部屋を持ってるの!?」

頼むからガキは引っ叩いてくれ
なんで子供は引っ叩かなきゃいけないのか
他の理由を教えるよ

なぜなら、白人の子が有色人種の子といっしょにいるってのはな
オレたち(有色人種の子は)が白人の子から(色々と)倣ってるからなんだ
そして、もしクソのようなアドバイスをもらったらオレたちが殺されかねないんだ
特に、親にどう接したらいいのかって言う点においてな

オレが10歳の頃、オレは白人の子、よくライアンってヤツとつるんでいた
ライアンの親は一度もライアンを殴ったことがなく
ライアンを怒鳴りつけたりもしなかった
アイツは自分のやりたいことを何だってやったし
何もアイツには起きなかった
だけど乱暴なガキだった

ある日、オレたちは学校帰りにライアンの家に行ったら、ライアンのママが
ママ「ライアン、お部屋を片してらっしゃい」
ライアン「死ね! このクソアマ!」
ライアン「フー……、フー……、フー……」

したら、ライアンのママは
ママ「どうしたらいいのかしらwww」(マージ・シンプソンみたいな声で

尻でも引っ叩けよ!

ラッセル「ライアン、お母さんにそんな言い方しちゃいけないよ」
ライアン「いいんだよ! あのババアはクソバカだからな!」
ラッセル「そんなこと言うなよ、親に殴られるぞ」
ライアン「そんなことないね。許可されてないからな」
ラッセル「何言ってるんだ? ボクの親は殴ってくるぞ?」
ライアン「なら今度殴られそうになったら「引っ込んでろ!」って言いな!」

ラッセル「……」

ラッセル「……それ上手くいくの?」
ライアン「信じろって、オレは上手くいってるぜ」


それで、オレは家に帰った
最期の時だ


オレが家に入ったら父親が
父「rrラッセル、食器洗いをしなさい」
ラ「引っ込んでろ親父ぃい!www」

ラ「www」ウキウキ


父「……」( °-°)

父「今何て言った?」
父「ワシがライアンの母親みたいに見えるか?」

父「誰かがものすごく痛い目に遭うことになるぞ」


それがオレの親父のやり方だ
親父はオレを殴る前に必ずそう言うんだ
父「rrラッセル! 誰かがものすごく痛い目に遭うことになるぞ」
オレはその言い方が嫌いだった
なんでか分かるか
なぜなら「誰かが」って言うからだ
絶対に「お前だ」って言わないんだ
殴られるのが自分だって分かってるさ
だけど、親父は希望を与えてくれるんだ

父「rrラッセル! 誰かがものすごく痛い目に遭うことになるぞ」
父「……誰かだ。……誰がとは言わない」
父「誰の事だかお前ならよく分かってると思うぞ?w」


心の中で「弟のフリオだったらな。フリオの尻引っ叩いてくれ」って祈るんだ

数日後に学校でライアンと話をしてさ
ラッセル「おい、お前の入れ知恵で危うく殺されかけたぞ」
ライアン「ああ、すまねえ。その後の事を言い忘れてたぜ」
ライアン「もしまだ殴ろうとするなら、児童相談所に連絡するぞ、って脅せばいいんだ」
ラッセル「……なんで?」
ライアン「なぜなら児童相談所に連絡をすれば」
ライアン「連中が親父を連れに来て大事になる」
ライアン「連絡しなくていいぜ、フリだけすれば」
ライアン「お前の親父だって震えあがるぜ(笑)」


10歳のガキだ
自分の父親を脅かせる方法を知れたんだぞ
クリプトナイトを見つけたようなもんだ
(※クリプトナイトは『スーパーマン』に登場する、スーパーマンを無力化せせる鉱石)

だからオレはさっそく試そうと思った
オレはその日、親父から殴られそうになったから
ラ「やめろ!」
ラ「児童相談所に連絡するぞ!」


親にはったりかましたことはあるか?

父「何をするって?」
ラ「児童相談所に連絡するって言ったんだ」
父「ああ、ほんと~」
父「おお、怖い怖い」
父「じゃあ電話を取ってこようタフガイ」
ラ「何やってんだ?」
ラ「もしボクが電話を掛けたら、父ちゃん厄介なことになるんだぞ!」
父「父ちゃんちょっとは面倒なことになるかもしれないな」
父「だが、相談所の連中がここに来るまでには22分かかる」

父「その間に」
父「誰かがものすごく痛い目に遭うことになるぞ」



おまけ
ラッセル・ピーターズは、主に中東の訛りをメインに
各国の訛りを巧みに使い分けて笑いを誘うネタを複数持っている
時間があるときにいくつかはまた和訳して紹介しようと思うけど

ロシア語が逆再生してるように聞こえるって話が面白い

訛りだけでなく、色んな言語を面白おかしく紹介できるのは
インド系カナダ人というその生まれと育ちだからこそ
ブラックジョークが差別発言にならないのかもしれない

ちなみに彼の持ちネタは、インド人の家族ネタ、各国のカルチャーショックネタ
訛りや言語を面白おかしく語るネタの他に
ド下ネタや、テロリストネタなど、かなりスレスレなブラックジョークが多く
だからこそ面白い
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2Comments

通り酢ガリ  

ふぁー(;・ω・)

なんつーか(;・ω・)

もう和訳読むだけでお腹一杯というか(;・ω・)

少なくとも日本じゃ絶対にできないネタだなこりゃ(;・ω・)

PTA関連と人権関連団体から確実に抗議来るレベル

ブラックというか過激というか(;・ω・)

とはいえこういうコメディアンが現実に笑いをとるというのがもうカルチャーショックともいえるけど

いやぁ世界は広い(;・ω・)

2018/07/08 (Sun) 20:35 | EDIT | REPLY |   

シーラ B  

Re: ふぁー(;・ω・)

> 通り酢ガリさん
まあ確かに今の日本じゃ絶対にできないネタですわwww
笑いのネタにできるかは別として
適切な体罰の必要性みたいなのは議論されてるっぽいですからね
親がちゃんと子供を育てないから親をなめてかかる子供が増えてるとかの話

あとは、ブラックジョークをジョークとして認識できる土台があるとか
テレビで見せてるわけじゃなく、自分の公演で
自分のジョークを見に来てくれてる人に対してだからできることでもあるかも
テレビ越しのフォーマルな場で言ってるわけではないわけだし

日本は別に、ブラックジョークをしないわけじゃないのに
それが政治色を孕んだり、社会風刺的な意味合いを持ったりすると
途端に四方八方から批判する人が飛んでくるイメージがあるという
だから、ピンじゃなくて二人でやるんですよね
ボケに対する観客が「それはおかしいだろ」って思う点を
ツッコミ役に言わせることで日本人向けの笑いに昇華させる

今回のネタを、仮に日本でやるとしたら
逐一ツッコミ役がツッコミを入れるだろうし
観客が思う事、後から過剰に反応しそうな団体が言いそうな事
それを先に全部言ってしまうことで過剰反応を回避してる側面もあるというか
たぶんね

2018/07/08 (Sun) 22:25 | EDIT | REPLY |   

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