「いいえ、知りません」とは絶対に言わないアラブ人が招いた最悪の悲劇 ~Russell Peters~

インド系カナダ人のスタンドアップ・コメディアン
ラッセル・ピーターズのネタをご紹介

Russell Peters は、インドからカナダに移住してきた両親を持つ、インド系カナダ人
カナダのトロント生まれで、育ちもカナダである為、ステレオタイプなインド訛りではなく
完璧なカナダ訛りの英語で喋ることのできる人だが
インド人移民である両親のネタで話すときなどでインド訛りを使い
インドとカナダの両方のおかしなところを、彼なりの立場で語るコメディアンだ

そんな彼は、心はカナダ人であるため
インドや中東諸国に行った時の文化的な違いに敏感で
色々な国に行った時、あるいは色んな人種と会話した時の
いわゆるカルチャーショックネタで笑いを取ることが多い

今回は、彼がドバイに行ったときに出逢ったアラブ人についてのネタを紹介する

『Arab Men』

中東の何が問題か分かってるよ
(会場にいる)アラブ人たちも聴いてくれ
あそこ(中東)で変えなきゃいけないことがある

問題ってのはな
アラブ人男性は絶対に
「いいえ、私は知らない(アラビア語訛り)」
とは言わない


彼らは絶対に「ノー」とは言わないし
本当は知らないってことを絶対に認めたがらない

何かを知らないって事が弱いこと(恥)だとでも思ってるのか
どんなことを知らなくても関係ない
もし知らないことであれば、勝手に話をでっち上げる
そんで、アンタらに怒鳴り散らすんだ

どんなに簡単なことを聞いたって変わらない
例えば「ケーキの作り方を知ってるか?」って聞けば
ア「ええ、もちろんですとも」(アラビア語訛り)
ア「ケーキの作り方ぐらい誰でも知ってますよ!」
ラ「本当かい? オレはケーキの作り方を知らなくてな」
ア「……」
ラ「教えてくれるかい?」
ア「ええ」


アラブ人が嘘をついてるかどうか知る方法を教えとくよ
ヤツらが嘘をつく時は、答えを「OK」から始めるんだ

ラ「オレはケーキの作り方が分からないから、どうやって作るか教えてくれないか?」
ア「OK」
ア「まずはケーキを手に入れます」
ア「それから20分で作ります(オーブンに入れる?)」
ア「そうすればケーキが出来上がるでしょう」
ラ「本当に?」
ラ「ケーキの作り方とは到底思えないが……」
ア「それがケーキを作る唯一の方法なんですよ!」
ア「我々はケーキが生まれた時からそうやって作っているのですよ!」
ラ「分かった、そんな怒鳴らなくてもいいだろ、ちょっと聞いただけだよ」


何を尋ねようと関係ないし、何を知らなくても関係ない
ヤツらは勝手に話をでっち上げるんだよ

それが、去年ほんとに起こったんだが
ドバイのブルーミングデール百貨店
アメリカの百貨店に行ったんだ
だから、明らかにユダヤ人とアラブ人の問題が起きてたんだが
とにかく、オレはブルーミングデールにいて、店を出ようと思ったんだ
で、オレは警備員が立ってるのを見たから、近づいて

ラ「どうも、この辺りにエスカレーターはありますかね?」
ア「ええ」
ラ「ええと、どこにあるか分かります?」
ア「ええ、もちろんです」
ラ「……」
ア「……」
ラ「どこにあるのか教えてくれます?」
ア「ええ」
ラ「……」
ア「……」
ラ「じゃあさっさと教えろよ!」
ア「OK」
ア「……まっすぐ行って、右曲がって、左に曲がる」


この警備員を疑う理由もなかった
まっすぐ進んで、左に曲がって、右に曲がる
オレは言われた通りにまっすぐ進んで、左に曲がって
右に曲がったら壁に行きついた

店の中に別の従業員を見つけたから聞いてみた
ラ「すんません、ここ(壁周辺)にエスカレーターはあります?」
ア「あるように見えますか?」
ラ「いいや、あるように見えないから聞いてるんだよ」
ア「エスカレーターの前に壁でも置いたように見えますか?」
ラ「分からないからおたくに尋ねてるんだ」
ア「なぜこの壁の中にエスカレーターがあるとお思いで?」
ラ「ここで働いてる人が、ここにエスカレーターがあるって言ったからだよ」
ア「たぶん、その人は嘘をついたんでしょうね」
ラ「一体誰がエスカレーターの事で嘘をつくんだ」
ア「その男(警備員)でしょうな」


ラ「ここにエスカレーターってあるんですか?」
ア「あるに決まってるでしょう! どうやって上がったり下がったりするんです?」
ラ「どこにあるか知ってる?」
ア「私はここで働いているのですよ!」
ラ「あの男(警備員)だってそうだろ!」


ラ「どこにあるか教えてくれるか?」
ア「はい」
ラ「どこにあるってんだよ!」
ア「OK」
ア「まず来た道を戻ります」
ア「そしてまっすぐ進み、左に曲がって、右に曲がります」
ラ「待て待て待て待て待て、そうやってオレはここに来たんだ」
ラ「全く同じ道順だぞ」
ア「そうなのですから、しょうがないでしょう」
ラ「本当に合ってるのか?」
ア「なぜ私が嘘をつく必要が?」
ラ「なんでさっきの男(警備員)は嘘をついたんだよ!」
ア「そいつの問題でしょうな」
ラ「分かった、ありがとう」


そして、オレは来た道を戻った
で、オレにでたらめな道順を教えた男の所まで戻ったよ
すると、この時点で俺は、そいつがオレにウソをつき続けてくれると期待していた
少なくともそうすると、な?
ラ「おい、エスカレーターなかったぞ」
って言ったら、その男がこう言うと期待した
ア「なんですって!?」
ア「1時間前には確かにそこにありましたぞ!?」
ア「誰かが動かしたんでしょうかね!?」


でも、何もなかった
ラ「おい、エスカレーターなかったぞ」
そしたらその男は(頷く動き)

これが中東の問題だよ
アラブ人男性は「いいえ、知りません」って言うことを学んだ方が良い

それだけで、いったいどれほどの惨事が避けられたと思う?
イラク戦争だって起きなかったはずだ

ヤツらは大量破壊兵器を持っていないって知っていたんだ
だけど合衆国が尋ねると


米「大量破壊兵器を持っているか?」
ア「ええ、もちろんです」
ア「大量破壊兵器ぐらい誰でも持ってますよ!」


イラク人が「何言ってるんだ!」って割って入ったとしても
ア「黙れ!」

米「どこにある?」(北米訛り
ア「OK」

ア「まっすぐ行って、右曲がって、左に曲がる!」


おまけ
ラッセル・ピーターズは、主に中東の訛りをメインに
各国の訛りを巧みに使い分けて笑いを誘うネタを複数持っている
時間があるときにいくつかはまた和訳していこうと思うけど

中国語訛りとかめちゃくちゃ上手くてほんと笑う


インド訛りとカナダ訛り


公式チャンネルに動画沢山あるので
英語の勉強してる人も是非
https://www.youtube.com/channel/UCek57Is95suO63uuW3iOGQw/featured?disable_polymer=1
自動表示の英語字幕じゃなくて、大体どれも人力でつけられた英語字幕があるので


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2Comments

通り酢ガリ  

ひぇ~(;・ω・)

これはキツい(;・ω・)

インド式教育ネタよりはこっちのネタのほうが強烈だわ(;゙゚'ω゚')

教育ネタは初っぱなから過激にとばしてる感じだったけど、こっちはケーキネタと百貨店ネタでカルチャーショック的な笑いをとりつつもオチが強烈すぎる(;・ω・)

最初の二つのネタだけなら文化的な違いをガハハと笑えたんだけど、最後にイラク戦争ネタで締めるとかこちらのほうが遥かにブラックしとるわこれ(;・ω・)

いやぁ強烈だわこの人(;・ω・)

2018/07/08 (Sun) 20:51 | EDIT | REPLY |   

シーラ B  

Re: ひぇ~(;・ω・)

> 通り酢ガリさん
イラク戦争ネタの部分、話の持って行き方が上手いなって結構笑ってましたw

この人の他に、イラン系アメリカ人のマズ・ジョブラニって言うコメディアンとかも
テロリストネタ、イラン系だから、アメリカ人だからってことで発生する問題
自爆テロやハイジャックテロ、果てにはタリバンまでネタにしちゃっていたり

障がい者コメディアンが、障がい者であることを武器にしたり
あるいはそれをポジティブにとらえてコメディのネタにするみたいに
中東出身だったり、イラン系やインド系のアメリカ人コメディアンは
そういうネタを使う人がいますね
中東出身者の社会的な印象が悪いからこそ
そういうネタを笑いに使って、恐い人たちじゃないよって言っているのもあるみたいで

全く違うコメディアンなのに
「アメリカ人は中東の人を映画とかに出すときは絶対に笑顔にさせないけど」
「実際の中東の人たちはよく笑うしはしゃぐし、コメディが大好きだ」
っていうネタを言っていたり
テロや戦争があって、中東の多くの人たちが大変な目に合っているからこそ
それすらもコメディにして何とか印象を変えていこうとしてる、ってイメージがあります

ちなみに、上で言ってるテロすらネタにしてる動画がこちら
https://www.youtube.com/watch?v=RmXiItk49Gw
日本人翻訳者による和訳字幕をYouTube機能で表示できるという
(翻訳者と校正の2人態勢)

2018/07/08 (Sun) 22:50 | EDIT | REPLY |   

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