The Voice Portugal Season6 Prova Cega1 レビュー記事

ポルトガル版The Voice の新シーズン開始!! 
ついに始まりました、愛され系The Voice ポルトガル版! 
ポルトガル版は英語楽曲の多さと歌唱レベルの高さもあって
ベルギー版やルーマニア版と同等の面白さを持ちつつ
ギリシャ版以上にコーチたちのファミリー感が強いThe Voice

そう、そして、そう書くって言うことは
コーチ陣は、ミカエル、グラサン、マリザ、アウリアと前3年と同じメンバー
コーチメンバー3人が変わらずって言うのは結構多いけど
以外に4人変わらずって言うのは、確か少ない方なはず
とりわけポル版は、そうであるがゆえにコーチ間のファミリー感が強いわけだ

しかし、それはそれとして
過去のポルトガル版は歌唱力の高さ以上に
ポルトガルならではのファド歌唱であったり
英語で歌うにしても、温かみのある歌い方をする人が多く
そういった意味でも他の国とは違う、独特の雰囲気を持ってるんだよね
それが、今年もあるのかどうかは、これから確かめていくことになるわけだけど
少なくとも、人に愛されるような歌唱が多い国だ
USみたいに歌唱力の高さ重視とはちょっと違うから
そういうところを見ていけばいいと思う

それでは、さっそく今回分を見ていきましょう!
今年のポルトガル版のBオデで一番最初の歌唱がこちらです!
Rita Coelho
(曲:House of the Rising Sun - The Animals

神曲きちゃああああああああ( ゚∀゚)!!
改めて、今年のポルトガル版最初の一人の歌唱です!!
開幕がこのレベルの歌唱って言うのは、非常に、非常に幸先がよろしいです!
声量もあるし、技術力もあるし、熱い歌唱ながら軽やかでもあるし
コーチの席どころじゃなくて、会場の端っこまで聞こえるような歌い方が良いね
相川七瀬からアクの強さを取り除いた、ロック系アイドル歌手って感じで
非常に聞きやすい歌唱をしていると思った
この聞きやすさ、分かりやすさは、そのままコーチングのしやすさに繋がるだろうし
盛り上がり方的にも、番組のオープニング歌唱にふさわしいと思う

さて、この曲は、この曲自体を詳しく調べながら単発記事で取り上げたから
もうすっかり私の中では思い入れの強い楽曲の一つになっている
んで、歌詞の内容的には、ものすごく渋いというか、全くもって明るくない物語のはず
だけど、歌ってる彼女の歌声と歌い方で、歌詞の内容の重苦しさがそこまで現れていない
内心、そんなヘラヘラしながら歌っていいのか? って思ってしまう

ここが、結構悩みどころではあるんだよねえ
個人的に、今回の彼女の歌唱には良い点と致命的な点とが完全に隣り合わせになっていて
私はこの元気で、若さで押しまくってる歌唱自体は結構好きではあるんだ
ビブラートやファルセットの使い方も上手いし、気持ちがいい声の張り方をしているし
声が明るいから、勢いのある曲を歌わせるときに、スピード感が生まれるだろうから
アップテンポで楽しい曲やカッコいいロックを歌わせれば似合うと思うんだ

だけど、その声の軽さゆえに、歌詞の中身は微塵も表現していないように感じてしまう
というか、彼女の場合はカッコいい曲をカッコよく歌える自分を見せるため
この曲をその道具にしてしまってるんじゃないかって思う
だからこそ、彼女の歌唱は軽すぎるし、薄っぺらくも感じた
何なら、ギリシャ版出場者で年下のアフロディテのが、よっぽど曲の世界を表現してたよ
そういった点では、今回のリタの歌唱は評価できない

とは言え、彼女の歌唱は、とてもオーディション向きな歌唱だったとも思う
売れる歌唱かどうかは微妙なところだけど
少なくとも、聞きだし一発目のインパクトはとても強いし
変なクセをつけず、比較的ストレートな歌い方をしているから、本当に聞きやすいんだよね
先にも書いたように、とてもコーチングがしやすい歌手だとも思うから
その点、フルターンは納得の結果だったとも思うかな

ところで、なんか変なボタンが三つある!?:(;゙゚'ω゚'):て
そう、コメント欄でも言いましたが、今年はどうやらUS版で導入された
『ブロック』システムが導入されている
各コーチのイスには、ターンするための赤くて大きなボタン以外に
自分以外のコーチの名前が入ったボタンが3つ追加されてて
そこに書かれてあるコーチの名前を押すと、
「そのコーチには出場者を渡したくない」と出場者獲得を阻止することが出来るという

でも、最終的に選ぶのは出場者のはずでは……?

んで、さっそくグラサンがマリザにブロックをかけてターン
これによって、マリザはターンしようとも、リタを獲得するのは不可能になっている
実際、マリザがターンした時、マリザのライトだけ白ではなく赤色になっているよね
何とも波乱を呼びそうなシステムだが
ノーターン敗退即退場、押せ押せコールと
フランチャイズ元はだんだん余計なシステムを増やすことに精を出しているようで

しかも、結局コーチはアウリアに
グラサンがターンを阻止した理由……


Isaías Manhiça
(曲:Why Don't You Do Right - Peggy Lee

この曲をここまで熱く渋くアレンジするとは
歌う前のイントロの時点からして楽しすぎるwwww
イントロクイズ並みに、ギターの演奏が始まった瞬間で選曲が分かったんだけど
だからこそ、このアレンジの面白さに、歌唱の前から魅了されてしまったwww
そして、楽曲の熱く渋い世界観にバッチシハマるような歌唱で、2度驚かされた
この曲って、オリジナル版の編曲が、かなり渋めのブルース・ジャズだから
こういう、ブルージーなロックアレンジがとても似合うんだろうとは思うが
それにしても、違和感がないどころか、最初からこの編曲だったかの様に聞こえてくる

ちなみに、何となく気になったから調べてみたら、この曲の歴史は相当古いらしく
初出は1936年に Harlem Hamfats が歌ったバージョンらしい
ただし、最初の編曲は、今のものとはかなりイメージが違っていて
それこそ、House of the Rising Sun の編曲の歴史みたいに変化していったみたい
現在、最も知られているバージョンは、1950年に Peggy Lee が歌ったもので
後年にアレンジされてるものは、大体 Peggy 版を基にしているらしい
有名どころで言えば、Jessica Rabbit 版とかGramophonedzie 版とか
(余談だけど、Gramophonedzie 版は秀逸なのでオススメ。私が一番好きなアレンジ)
実際、今回の彼のアレンジも、一番最初の編曲ではなく
Peggy 版をベースにロックブルースアレンジしているわけだし

内心、この人がHouse of the Rising Sun を歌った方が
遥かに上手く楽曲世界を表現できそうと思ったりもしたが
曲とアレンジにすごく合った歌い方が出来ていて、とにかくカッコよかった
何よりすごいのが、前に押し出すような歌い方をほとんどしていなくて
手前に音を引き寄せるような、あるいは引き込むような歌い方になってるところ
引っ張り歌い方ってものすごく難しいし、プロも意識的にしないとできないらしいのに
彼はそれをさらっとやってのけているところが素晴らしかった
もし彼が前に押すような歌唱をして、今回みたいな熱の込め方をした歌唱をしていたら
彼の歌い方は、アレンジの押しつけがましさが強いものになってたんじゃないかな

一番分かりやすく引っ張り歌唱が出来ているのが、ラストちょっと前
まるで、音楽に食らいついたまま、無理やり引っ張り込むみたいな
歯を食いしばって顔をそむける歌い方をしているところ
別に、そういう動きをしないと引き込み歌唱が出来ないってわけじゃないけど
視覚的に最も分かりやすかったし、実際、あそこの歌唱はとってもカッコよかったので
この点を念頭に置いて最初から見直して見ると
声を前に押し出す歌唱をほとんどやってないことが分かると思う

納得のフルターン
コーチはマリザに


André Oliveira
(曲:Don't Let The Sun Go Down On Me - George Michael, Elton John

嫌いになる要素のない、めっちゃ上手いカラオケ
こんなに上手いのに、ノーターン敗退!? と思いつつも、でも驚きはしなかった
リタがお手本のようなオーディション歌唱
イザイアズがお手本のような引き込み歌唱をしていたのに対して
彼はさしずめ、お手本のようなカラオケ歌唱をしていると言ったところか
US版The Voice でよく見かけるような、とても上手いカラオケって感じ
……って考えると、心なしかアメリカ人に見えてきた

すごく上手いんだけど、ただ、上手いだけていう感じが強くて
私はそこまでドキドキしなかったし、正直に言うと、退屈してしまっていた
何も悪いところはないし、完璧な歌唱をしていたと思うよ
ただ、この人の歌唱じゃなきゃダメだ! って言う理由もなかった
最初の二人は、もう最初の二人じゃなきゃダメなわけじゃない
リタは近しいタイプが良そうではあるものの
イザイアズは彼にしかできないことをしていたわけだし
だから、よく聞く声で、よく聞く歌い方をしていたって言う印象がとても強かった

でも、嫌いになる要素がないって言うのもまた事実
少なし、とても気持ちのこもった歌唱が出来ていると思ったし
歌に対しての向き合い方から、彼の誠実な人柄がうかがえるような歌唱だった

ノーターン敗退


Inês Marcelino
(曲:And I'm Telling You - Jennifer Hudson

あ~~~~~~、この曲を歌ってしまうか
この曲も、とても多くの人にカバーされている名曲で
ほとんど、オーディション番組のスタンダードソング状態でもある
だから、オーディション向きな選曲ではあるけれど
いささか、歌唱力が追いついていなくて、ひたすら歌唱の弱さをあらわにしてると思った

いわゆるビッグソングって類の曲の一つで
マライヤ・キャリーやホイットニー・ヒューストンみたいに
尋常じゃなく高い歌唱力を持った、偉大過ぎる大御所歌手の名曲とか
ただでさえ、歌う上で非常に高い歌唱力を必要なのに
歌ったら歌ったで、殿上人級のオリジナルと比較されるような曲だね
しかも、腕に覚えがある歌手が多くカバーしているから
本家と比べられる前に、まず他の人がカバーしたバージョンと比べられるから
本当に歌うのが難しい種類の曲

んで、そうであるがゆえに、私は彼女の歌唱は評価できなかった
選曲が違えば、また印象も変わっただろうから、評価も変わるだろうけど
この曲を歌うにしては、全くもってパワーが足りないと思った
最初から最後まで、迫力が2段階ほど足りていない感じがして
聞けば聞くほどフラストレーションが溜まっていくような歌唱だった

良かったところは、極めて歌うことが難しい曲にチャレンジしたところか
上手く歌おうとする意志がすごく強かったし
努力していることは伝わったかな

コーチはミカエルに


Bruno Almeida
(曲:Too Good at Goodbyes - Sam Smith

高音域の声の出し方が気持ち良いいいいい!!
選曲が良かったのもあるけど、何より歌い方がすごく好みだった
特に高音域の出し方が、聞いていてものすごく気持ちが良かったんだよね
聞き心地の良い歌声、って言う意味での気持ちよさじゃなくて
声の張り方や、声の出し方そのものの勢いが素晴らしく良いんだ

歌い出しの穏やかで優しくい歌唱の時点で、結構低めに歌っているけど
それでも、男性の中ではかなり高めの声の出し方をしていて
実際、転調してからは何よりも声の高さを武器にした歌唱になっている
そして、サビに至っては、はちきれんばかりの勢いを持って高音を出している
スパーンと勢いよく、まっすぐ遠くまで飛んでいくような歌い方で
あんなふうに歌えたら、きっと気持ちが良いんだろうなって思えるような歌唱だった
これが屋外での歌唱なら、彼の歌声は青空の向こうにまで届くだろうと思う

というか、これは実際、彼は歌ってる時にすごく気持ちが良いと思う
あれだけの高音を、声を張って出しているというのに、全く無理をしてる感じがしないし
何曲でもあのままの調子で歌い続けられそうなほど、余力のある歌唱をしていた
それだけ、しっかりと喉を開いた状態で歌えてるってことでもあるが
ハイトーンボイスを出している時なんかも、あれだけ高い音を出しているのに
ギリギリ感が全くなく、さらっとあれだけの高音を出せているからすごいよ

あれは相当、気持ちよく歌えていると思うな
歌うなら、こういう歌い方をしたいって思わせるような
そういう魅力を持った歌唱だった

コーチはマリザに


Pedro e Marco Franco
(曲:My Funny Valentine - ミュージカル『Babes in Arms』より

とっても素敵な歌い方に、ポルトガルらしい優しさを感じる
ジャズのスタンダードであるこの曲を、ふんわりしたアレンジで歌ったのは良かったな
The Voice の醍醐味の一つは、ここでしか聞けない独自のアレンジを聞けることで
彼らはそれが出来ていたから、とても魅力的に見えた
それに、こういうアコースティックギターメインのジャズって結構好きなんだ
中学生の頃に、こういう曲を聞いていたことを思い出して、懐かしい気持ちになった

一方で、個人的にこの曲自体にかなり思い入れが強くて
私の中ではAlice Fredenham のイメージがあまりにも強すぎるという
アリス版の解釈はかなり特殊な例だって言うことは分かっているものの
言うなれば、Radiohead の 『Creep』をふんわりジャズアレンジするような感じがして
そういう違和感がどうしてもついて回るところはあった

でも何となく、このアレンジをサルヴァドール・ソブラルに歌わせてみたいと思うぐらい
ポルトガルらしさのある、素敵なアレンジだとも思ったな
ファドをベースにしたジャズアレンジなのかどうかまでは判別できないけど
少なくとも、サルヴァドールや、Janeiro や、ティアゴ兄さんたちが持つ
独特のふんわり感があるように思えたし
はっ、としたときにサルヴァドールが歌ってる姿が見えそうな気がした
ノーターン敗退で終わったのは、とても残念ではある

が、バトルラウンドが完全に鬼門になるだろうし
何より、なにもコーチングできるところがないんだよね
仮に通ってたとしても、絶対に余計なコーチングをしないで欲しいと思うだろうし
これは手を加えないで、このままの状態でいて欲しいとも思った

余談だけど、中学の頃に聞いていたって言うのは
『Final Fantasy Vocals Collection』って言う、FFの楽曲をボーカル入りで
しかも、シャンソンや色んな国のジャンルでアレンジしたシリーズがあって
その2作目にあたる『Love Will Grow』に収録されている
FFIVの『ギルバートのリュート』をポルトガル語でボサノバアレンジしたのがあるんだ
(これ前にも書いたな……)
だからどうしたってわけでもないけど
この手の曲に魅了されるだけの下地があったから
ノーターン敗退とは言え、とても楽しめたって言う話


Joana Lisboa
(曲:The Way you Make me feel - Michael Jackson

聞けば聞くほど笑顔になる素敵なアレンジ
さっきの『My Funny Valentine』も素敵だったけど
こちらはポルトガルらしさとは違った、この技術ならではの楽しさがある
こういうやり方に限らず、楽曲の進行と共に音数が一つずつ増えてく演出が好きなんだ
探せばいくらでも似たような演出は見つかるんだろうけど
私の中で、こういうやり方が好きになった起源はビヨンセの『Deja Vu』のイントロの部分
初めて聞いた時は「天才か!?」って思ったね、高校生ながらに
そんなだから、私は基本的に、ルーパーを使った歌手は大体好き

ということで、ルーパーを使った歌唱が最大の特徴のこちらの出場者は
これをブラインドで聞いて、ルーパーだと気づく人はそんなにいないだろうな
明らかにルーパーを使ってるってのが分かるような人が多い中で
彼女は一人で歌っていることを気づかせないだけの歌唱力を持っていた

ルーパーを使う人たちって、それを使えるだけの技術力と
そういうアレンジにできる発想力やアドリブ力を持っている割に
歌唱力が微妙な人が割と多いイメージがあるんだけど
フランス版The Voice 出場者のMB14 とか
でも、それは大抵のルーパー奏者が歌手型じゃなくて
ビートボクサーとして歌唱力を鍛えてきたパターンが多いからだろうね
だから、ループさせるビートボックス音声の完成度が高いのに
歌唱力が追いついていないパターンが多いと思う

その点で言えば、彼女はビートボックスじゃないんだよね
言ってしまえば、声楽出身者が一人で合唱団をやってるんだよ
リードボーカル自分、コーラス自分の、一人合唱団
だから、ベースの歌唱力がとても高いし
それだけでなく、コーラスがあまりにも自然だったんだと思う
コーチ陣も一人で歌っているとは、誰も思っていないし

それに、これは選曲も良かった
先にも書いたように、ビートボックスじゃないから、伴奏がないに等しく
コーラスでアカペラ歌唱をいろづけしながら歌っているんだけど
アカペラ合唱が似合うような選曲だった
元々、ポップの帝王の曲なだけあってキャッチーだったのに
アカペラ歌唱によって、可愛さが増してるところが、とても素敵だと思った

コーチはグラサンに
しかし、グラサンの反応は気持ちが良いなwww


Filipa Faria
(曲:You and I - Yoü And I

丁寧と言うか、慎重な歌い方?
って言うのが、私が感じた第一印象だった
英語の発音をミスしないように慎重に口を動かしている印象があるような気がする
特に、サビでの歌唱はミスをしないように、丁寧に丁寧に歌っていて感じがする
「ここからここまで伸ばす」「音を外さない様に歌う」って考えてるのが伝わるというか
ゆっくり目な曲を、緊張気味に歌ってるからそう聞こえるだけなのかもしれないが
その上で、サビの歌唱がちょっとふらふらしてるから心配になったけど
まあ、様子見かなってところではないかな

とは言え、サビでやった裏声の使い方
ひゅっ、て上がるところは目立つし、決め技になっているよね
あの裏声歌唱があることで、単調になりがちになっていた歌唱に
ユニークさが生まれていると思った
歌唱力以上に、決め手になる様な歌い方が、何か一つ必要かも?

グラサンの単独ターン


Pedro Tavares
(曲:Granada - Agustín Lara

イタリア語のオペラ曲かと思ったら、スペイン語!?
曲の雰囲気からカンツォーネっぽい気がして、私はてっきりイタリア語だと思ったけど
参考動画を探す過程でスペイン語の曲だって知った
単に、何のオペラの曲だろうって調べただけだけど
日本語なし、英語オンリーのWikipedia によると
1932年にメキシコ人の作曲家 Agustín Lara が作ったらしく、意外にも最近の曲
でも、今ではスタンダードな曲もなっているんだそうだ

これが、BGTみたいに、とりあえず通すってことができる大会なら、通ったかも
責任もってコーチングをするThe Voice だと、ちょっとターンしにくいよね

そして、結果はノーターンに


Diana Castro
(曲:Amor a Portugal - Dulce Pontes

タイトルからして国歌斉唱をするのかと思った
ポルトガル語は分からなくても、タイトルだけは意味が分かる
Loveの綴りがイタリア語(Amore)でもスペイン語(Amor)でも似てるから
それもあって、てっきり国歌斉唱をするのかと思ったら、ポップスだった
2016年のウクライナ版決勝で歌われた『Україна(ウクライニ)』みたいに
この曲もポルトガルの第二の国歌みたいな扱いになってるんじゃないかな
歌詞の内容を英訳してるサイトで見てみた感じ、歌詞だけ見れば国歌っぽいし
ただ、だからこそ、この曲は決勝戦で歌って欲しかったと思うところはある
なんだか色んなことを背負ってそうなほど、とても気持ちがこもっているし
今じゃないよなあ~、ちょっともったいないかも? って思う
……って、私は既に、彼女が決勝まで上がること前提で話しているけど
だって、なんかもう既に決勝のステージに立って歌ってる姿を想像できるじゃない

とは言え、この気持ちこもり具合は今回の出場者の中で随一だったし
曲のメッセージを伝えようとする意志の強さと
それを伝えられるだけの、歌唱力と表現力の高さがあった
気持ちが入り過ぎて歌唱が重たくなっているところや
曲を綺麗に歌おうとしすぎて、滑らかさがないところも
エモーショナルさや情熱に繋がっているとも思ったな
これだけ心を込めた魂の歌唱をしている姿を見ると
歌とは何なのかって言うのを再認識させられるだけのパワーがあったと思う

あとこれだけ英語の曲ばかりが歌われている中で
あまつさえスペイン語が先に歌われて、あたかも外国語枠みたいな扱いになってる気が
その上で、ポルトガルでポルトガル語の曲が歌われたって言う事
そして今年の第一号がこの曲だって言うのは、ポルトガル人にとっては良い事かもね

コーチはマリザに


Salvador Simão
(曲:All I Want - Kodaline

サルヴァドオオオオオオオオ!!!!!
ということで、今回最大の見どころと言っても過言ではない
昨年のポルトガル版The Voice に出場したサルヴァドールが再出場!!
昨年はアウリアのチームでバトルラウンドまで進出したサルヴァドールは
後にESCポルトガル代表となったCláudia Pascoal とのバトルで敗れていたんだ
んで、そういった経緯もあって、今回の歌唱の最中でアウリアは感極まって涙を流している
アウリアは元々涙もろい人ではあるけれども、この選曲での再会は目頭が熱くもなるよ
そして、これはコーチコメントでどういうやり取りがあったのか気になるなwww
ポルトガル語が分からなくても、アウリアがこの後どんな反応をして
サルヴァドールがどう受け答えをしたのかが見たかったよ

アウリアとミカエルは、サルヴァドールが歌ってるとは気づかずターンしたっぽいね
あるいは、「もしかしたら?」ぐらいの気持ちで聞いていたのかもしれないけど
でも、去年も今年も、純粋に彼の歌声に惹かれてターンをしたところに意味がある
グラサンは、明らか気が付いているっぽい様子
だけど、遠慮したのかターンしなかった

去年も注目の歌手の一人だったけど、今回分だけで言っても既に突出している
心なしか、去年よりも表現の仕方が綺麗になったような気がするし
去年は、もっと無垢な感じの美しさが歌唱に合ったんだけど
今回の歌唱は、ちゃんと歌詞の内容を表現した上での美しさがある
それでいて、自分らしさを見失うことなく、正統派な感じに上手くなっている
流れ的にも、ポルトガル愛の詰まった曲をDiana Castroが歌ったあとなのに
だけど、会場の空気を完全に塗り替えてるところも魅力的だし

それに、やっぱり何と言っても歌い方が本当に綺麗なんだよね
無垢さじゃなくてちゃんと自分の解釈を持った上での美しさがあるし
バックでオルガンの音色がかかっているんだけど、神々しさはそこにはなく
むしろ、祈りを捧げる人の美しさみたいなものを感じた

コーチはミカエルに


……:(;゙゚'ω゚'):て!?


Marvi
(曲:A Moment Like This - Kelly Clarkson

単なるオーディション歌唱と思ったらの盛り上がりよ
歌い出しからしばらくは、結構退屈しながら聞いていた
トリはサルヴァドールで良かっただろって思いながら見ていたし
いかにもオーディション番組の為に用意したみたいな選曲に
いかにもオーディション番組の為に練習してきたみたいな歌唱で
フィリピン人的な、オーディション番組で通過することに特化した歌唱かなって思っていた
ところが、聞いていると徐々に徐々に変化していっていて
単なるオーディション歌唱じゃなくなって驚かされた

徐々に声量を上げて、徐々に盛り上げていくような歌唱になってるけど
一番力がこもっているのは歌唱じゃなくて、歌唱の中に想いを込めるパワーだわ
絶対に勝ってやるって言う、強い意志を感じさせる歌唱になってるんだよね
まさに熱唱

技術的にも素晴らしいところが多くて
声の張り方やビブラートのかけ方ももちろん上手いんだけど
特に後半の、アドリブ歌唱を多分に盛り込んだ歌い方
声量や歌唱力の高さ以上に、アレンジのかけ方が驚くほど上手かった

これは、ここだけの歌唱じゃなく
今後も今回の様な熱唱が出来るのであれば
相当強力な出場者になると思う
特に、今回は選曲もあってライブショー栄えがすごく良さそうだったし

ただ、気になる点が一つあって
声の出し方が問題なのか、選曲が問題なのか
ちょっと、アメリカン過ぎる歌い方の様な気がした
他のみんなの歌唱ではそこまで気にならないのに
アメリカ人のティーンが歌ってるように聞こえたのが気になって
とは言え、逆にそういうイメージを持たせられる歌唱が出来てるってことは
それだけ、楽曲に対する歌唱に違和感がないってことでもあるか

コーチはマリザに


全体の感想
ということで! ポルトガル版の新シーズも幕開けです!
幕開けして、いきなり今回のこの内容の濃さですよ!
上手い人が多いというか、ユニークな歌手の多い事多い事
通過した達だけじゃなく、敗退した人の中にも印象に残る人は多かったし

さて、個人的に今回分の中で気になる人は
やっぱりリベンジャーのサルヴァドールはまず一番気になるよね
昨年よりもずいぶんと歌唱力も上がっていて
間違いなく今回のベストパフォーマンスだったと思うんだよね
ターン数に関係なく、だって歌唱力も表現力も、ずば抜けてトップだったと思うし

しかし、通過した人たちの中には、今後の歌唱が楽しみな人も多い
私はBruno Almeida の歌唱がかなり気に入っている
サルヴァドールの綺麗な歌唱も素敵だとは思うけど
ブルーノのシャキッとした歌唱もすごく好きなんだよね
サルヴァドールがエヴィアンなら、ブルーノはヴォルビックって感じの音触りだったし

あと、Isaías Manhiça に関して思ったんだけど
フランス版The Voice とThe X Factor UK に出場した
Kevin Davy White の歌唱を彷彿とさせるところがあった
黒人でブルージーに歌っていたからだろうかね

それから、ルーパーを使っていたJoana Lisboa も気になるよね
ヒューマンビートボックスがベースなんじゃなくて
声楽がベースっぽいところがあるって言うのが地味に新しいし
今後の選曲や歌唱が毎回楽しみになるタイプになりそう

さて、それからコーチ陣についてなんだけど
いやあああああコーチコメントが見たいですぞおおおおおwwwww
ポルトガル版の今のメンバーと、ギリシャ版のシーズン3以降のメンバーは
世界中のThe Voice の中でも特別仲の良いコーチ陣だと思うし
特にポルトガル版はファミリー感があってすごく気に入っているし
そういう雰囲気が、絶対コーチコメント中に出ていたと思うんだよね
場合によっては、2曲目とかもあっただろうに
番組公式のオンデマンドとかを、ポルトガル国外で再生出来たらいいのにな
ポルトガルに限らず、どこの国でもそうだけど

ちなみに、今回の出場者の獲得具合では
アウリアが1人、マリザが4人で、グラサンとミカエルは2人ずつ
サルヴァドール、なんでアウリアじゃなくてミカエルを選んだんだろうな
まあ、一度は同じチームに入ってアウリアから指導を受けているんだから
逆にお互いにぎくしゃくしそうだものね
それに、別のコーチにした方が、学べるものの数も増えるだろうし

というようなところで、また来週も見ましょう!


次>>
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-6110.html

もくじ記事
http://sheilabirlings.blog33.fc2.com/blog-entry-6108.html

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4Comments

fumufumu  

ほぼ同意ですね

記事の量は全然違いますけどw
12人全部、フルで動画付きですし

サルヴァドール君、アウリアの反応も相乗効果で泣けますわ
一つ一つの音を大事にしていて、本当に綺麗
で、コーチがアウリアじゃない理由
私は好きだからこそ、去年の辛さがあってアウリアのところには行けないんじゃないかと思ったんですよねえ
アウリアと一緒ではなく、アウリアには外から見てもらいたい
シモン君との性格の違いなのかな
ただ、グラサンがターンしていたら、コーチはグラサンだったかも

その他、ディアナさんのポルトガル愛とか、
リタの中身が足りない歌唱とか、Marviの後半の良さとか
サルヴァドールを思わせるMy Funny Valentineとか
ほぼ同意でしたね

ブルーノ君、シーラさんはもっと手厳しいかと思ったのが意外

そうそう、ポンコツ認定されたイケメンですが、
Marviの歌唱へのコメントで
「彼女の歌はすごく良かった。唯一酷いと思ったのはミカエルと一緒に歌ったところ」と書かれてました…
そういえばRTPのサイトで二人がハグしてる写真があがっていたな…

追記:
リタの歌唱での、グラサンの対マリザのブロック
歌唱後のコメントがないからいまいちわかりにくいですよね^^;
実際、私は気付かなかったですもん
で、リタってポーランド版の優勝者マルタさんぽい(ルックスも)

2018/09/27 (Thu) 22:34 | EDIT | REPLY |   

シーラ B  

Re: ほぼ同意ですね

> fumufumuさん
今回は先にfumufumuさんの記事を見ていたから
一部の感想はfumufumuさんの記事の影響を大なり小なり受けてます
特に、My Funny Valentineの分に関しては
fumufumuさんの感想を見た上で発展した感じでしたし

でも、ディアナさんのポルトガル愛の部分は
そこだけで中身は逆の感想ですねw

> ブルーノ君、シーラさんはもっと手厳しいかと思ったのが意外
流石に書いたら自惚れが過ぎるので書かなかったんですけど
声を張った時の喉の使い方の感触が手に取るように分かるんですよ
私がカラオケで高音を出す時のやり方にちょっと似てる気がして
それの超絶上手い版、見たいに聞こえたから
ああいう風に歌えたら気持ちいいだろうなあって言う
裏声じゃなくて、地声で高い音を出す時の感じが

> 「彼女の歌はすごく良かった。唯一酷いと思ったのはミカエルと一緒に歌ったところ」と書かれてました…
辛辣過ぎて笑ってしまったwww

> リタの歌唱での、グラサンの対マリザのブロック
> 歌唱後のコメントがないからいまいちわかりにくいですよね^^;
そうなんですよ!
私は今回のリストが分かる前の時点で、あの動画を一番最初に観てて
それで気になってコメントしに行ってたんです

> で、リタってポーランド版の優勝者マルタさんぽい(ルックスも)
それ書こうかどうしようかすごい迷ってた
赤っぽいピンクに染めてるからそう見えるだけかも?
ってちょっと迷って、言い出しきれなかったんですけど
やっぱり、ぽいですよね

2018/09/27 (Thu) 23:06 | EDIT | REPLY |   

通り酢ガリ  

シーズン6優勝は………

Diana Castroさんに決まりました!

ポルトガルシーズン6完!


   ┼ヽ -|  レ |
   d⌒) /|⌒) _ノ
   --------------
   制作・著作 NHK







…………………え?終わってない?

まぁ始まったばっかしだしwww

冗談はさておき、個人的優勝はDiana Castroさんでいいと思ってるけど

fumufumuさんが辛口評価なのも、シーラPが大絶賛にならないのも分かるんですがね

技術面で改善すべき箇所はいくらでもあるだろうし、選曲効果が強いのもそうだし

それでも私がヴォイスに求めるのはこういう歌唱なのですよ(*`・ω・)

『歌は心』というか、言語やその国の文化や伝統が何もわからなくても一回聞いただけで魂を揺さぶるような歌唱ができる人こそヴォイスにふさわしいと思ってるし

こういう歌唱ができる人が最近とみに減ってきたから、余計に衝撃的だったのもありますがね(;^ω^)

正直今回はDianaさんに全部持ってかれたんで、他の人達は特に感想が出てこないとゆー(;^ω^)

あ、けどサルヴァードールくんは別でっせ!

まさかリベンジャーとして出てくるとは思ってなかったからさすがにビックリした(;^ω^)

けどイケメンかぁ………、あえてアウリアを選択しなかったのはわからんでもないけど、イケメンかぁ…かぁ…

でもディアナさんがイケメン選択してたらマジで今シーズン終了してたから、まぁいいか(爆)

あと一つ!

グラサンのサングラスがおニューになっとる(;゙゚'ω゚')

いやこりは大事件だ、駅前のマク○ナルドが日○屋に変わったくらい大事件だ!マジで(;゙゚'ω゚')

2018/09/28 (Fri) 21:37 | EDIT | REPLY |   

シーラ B  

Re: シーズン6優勝は………

> 通り酢ガリさん
3人全員意見違いまくってて面白くなってまいりました
初週なのにwwww

> それでも私がヴォイスに求めるのはこういう歌唱なのですよ(*`・ω・)
オペラとロックのイメージがあったけど
そう言えばエモーショナル系に弱いんでしたよね
エモーショナル系と言うと、またちょっと違ってくるんだけど
インナ・イシェンコみたいなタイプとか
Dorota Osińskaとか
って並べると、なるほど通り酢ガリさんらしい

> こういう歌唱ができる人が最近とみに減ってきたから、余計に衝撃的だったのもありますがね(;^ω^)
国にもよるだろうけど、The Voice では確かに減った気はしますね
シーズン数が2桁に近い国ほどそうなってるような気はします

> グラサンのサングラスがおニューになっとる(;゙゚'ω゚')
言われるまで全く気が付かなかったwwwwww

2018/09/28 (Fri) 23:11 | EDIT | REPLY |   

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