Eurovision 2019 セルビア代表 Nevena Božović の『Kruna』をレビューする! ~ジュニア時代からの英雄~

ESC 2019 のセルビア代表者と曲を見ていきます!!
3月10日、ホスト国であるイスラエルの代表曲が発表されたことで
ユーロビジョン 2019 各国の代表者と楽曲が全て出揃いましたが
当ブログでは現在、各国の代表曲を見ていっている真っ最中
国名アルファベット順で、じゅんぐり曲やMVをレビューする記事を書いていましたが
ここらで気分を変えて、あえて元ESC代表者のリベンジ出場を続けて見ていきます

セルビア代表
Nevena Božović (曲:Kruna (Круна)


Eurovision 2013 のセルビア代表が返ってきた!
セルビアは、予選大会を開いたり開かなかったりする国で
今年は、去年と同じく国内予選大会 Beovizija を開いて代表者を決定したようだ
合計で、24組もの出場者がエントリーして、準決勝から歌唱を競っていたらしく
並みいるライバルを退けて優勝し、見事にテルアビブ行きが確定したのが
元 Eurovision 2013 セルビア代表の Nevena Božović
もっとも、当時はガールズバンド Moje 3 の一員として出場していたわけだけど
ちなみに、2013年も国内予選大会 Beosong 2013 が開かれてたらしく
セルビア代表が2度目であるというだけでなく、国内優勝も2度目なわけだ

そんで、実は Nevena Božović
Eurovision の舞台に立つのは、2013年が初めてでもないらしい
2007年に放送された、ジュニア版ESCにも出場していたらしく
『Piši mi』と言う曲を歌って、3位入賞を果たした経験があるのだそうだ
しかも、ジュニア版とアダルト版のEurovision、両方に出場した、初の歌手なのだとか
この場合のアダルト版は、Moje 3 に所属した上での話だろうけど
いずれにしても、Eurovision 史における偉業を成し遂げた人物であることには変わりない

んで、キッズ歌手としてソロでビューして、ガールバンドに所属して、と
順当にアイドル歌手としての下地を積み重ね続けていた様なのに
今年はソロ歌手として、しかも実力派で、硬派な楽曲で勝負しているという
実際、彼女の歌唱を聞いた感じ、確かに元アイドル歌手としての感触が残っていて
歌唱の中に思いを込めるとき、深みや奥行きを持たせるよりも
情熱的な歌い方をしつつ、歌声が直線的になっているから
その辺りは、ポップス歌手として長らく歌ってきた特徴が出てると言えるかも
元Girls Aloud の Cherylバラードを歌った時の感じに似てるかも
別に、悪いって言ってるわけじゃなくて、歌い方の方向性として
歌詞の登場人物になるとか、歌詞の世界を伝えるタイプの歌手ではなく
とにかく、まっすぐ前を向いて、自分の気持ちを伝えるのが得意なタイプなんだと思う

ちなみに、彼女の他の曲での歌唱を聞いてみた感じ
もちろん、バラードも歌えるし、渋い曲を歌えるにしても
どっちかって言うと、明るめな曲の方が本来のスタイルっぽいから
今回の曲は、彼女にとっては結構挑戦的な曲になってるのかもしれないね

調べた感じでは、2007年からほぼ毎年、シングルをリリースしているみたいで
セルビア現地の人たちからしたら、違和感がないのかもしれないね
例えるなら、中期の中森明菜がアイドルじゃなく歌手系として歌ってたみたいな感じかな?

今年の Eurovision においては、どうかな?

欧米のヒットチャートや、ビルボードでは絶対に出てこないような曲で
良くも悪くも、ユーロビジョンでよく聞くタイプのバラードだと思う
民族性が出過ぎているわけではなく、ポップスに寄りすぎるわけでもなく
ロックバラードでありつつも、いかにもバルカン魂を込めて作られたような曲
これを、ESCでよく聞きすぎるから評価しない、とするのか
あるいは、Eurovisionらしくて聞きやすく、評価しやすい、とするのか
その辺りで、評価が変わってくるんじゃないのかな?

決して、アクが強いわけでもなく
かといって、ポップさに振りすぎているわけでもなく
ロックバラードと言うより、ロックとバラードの中間って感じな気がするから
アクがクッソ強いモンスター楽曲が多い中だと、若干印象が薄いかもしれない

ただ、個人的には、一昔前のEurovisionソングらしいって言う印象が好きなんだよね
近年、価値を狙いに行きすぎている曲が多く
いかにも流行りの音楽に乗っかった様な音楽が増えてきているけど
(たぶん、毎年そういう曲はあるから、別に最近ことじゃないにしても)
この曲から得られる印象は、全くの逆で
明確にいつの音楽とは言い切れないながらも
なんていうか、ある種、懐かしい気持ちにさせてくれるような曲だと思った
そうなんだよね、初めてESCにはまったころって、こういう曲が多かったんだ

そもそも、私がEurovisionを初めて見たのが
イギリスにいたころに視聴した2007年版なわけで
2007年はセルビアが優勝し、その翌年も優勝するんじゃないかって様な曲で勝負して
私の中でのセルビアの評価は毎年無条件で高くなってしまうと言う

んで、音楽的に、バルカン魂を感じさせるというところ
それから、ESCらしさの塊のような曲でもあることから
正直、この曲は決勝に上がろうが上がるまいが
ESCになくてはならないような存在だと思ったかな



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Eurovision 2019 もくじ記事
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サムネ
https://www.youtube.com/watch?v=WVW_vZHYnkk
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